どうも、SNS大好きwasabi( wasabi_nomadik)です。
新卒でドイツに渡ってフリーランス活動をして早2年。ここまで当ブログをはじめ、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSで日本語でいろいろな情報発信してきた私ですが、実は今月9月から自分のツイッター(日本語)を英語に翻訳するプロジェクトを立ち上げました。
まだ始まって1ヶ月足らずツイッターの日英翻訳をしてみて感じたこと、それは…
今後海外進出をしたいと思っているブロガー、さらには企業まで英語でツイッター発信をすべき!
ということ。広がるチャンスが全然違うし、何よりツイッター英語発信の良いところは「低コスト&低リスク」で始められるということなんです。しかも、ただの「英語ツイート発信」よりも「翻訳サービス」を利用することで発信者側のあるジレンマを解決することもできます。
一体どういうことなのか?そのことについて自身の体験を持って解説したいと思います!
Contents
普通のツイッター運用では日本語話者と英語話者両方のターゲットを囲めない
ツイッターを利用している方なら分かると思うのですが、たいてい1アカウントにつき使う言語は1つに絞ることが多いです。当たり前と言えば当たり前なのかもしれないですが、私の場合はブログも日本語で書いているうえに母語が日本語と来れば発信しやすいのは日本語であることは明らか。結果、日本語でのツイートがメインになります。
しかしずっとジレンマだったことがあります。
それは現地の友人にツイッターのアカウントを教えても日本語なのでまったく理解してもらえないこと。「あなたのツイート全部日本語だからわからないよー」と常日頃から言われていました。
そしてドイツで活動していく以上、ドイツ含むヨーロッパとのコネクションを広げたいし、時々はムード的に自分の思っていることを英語で発信したいと思うときもあります。しかし、英語でツイートしてしまうと私のフォロワーの大部分を占める日本語話者のフォロワーに理解されない…
じゃあアカウントを英語と日本語に分けてやろう!と思って英語アカウントを作ったのですが、2つのアカウントを運用していちいちログイン・ログアウトの切り替えも面倒くさいし、結局反応がもらえるのはフォロワーの多い日本語アカウントが中心になるのでだんだんと疎遠になって1年以上英語アカウント放置状態が続いていました。
ツイッター発信は英語ブログ発信よりも明らかにラク
英語での発信と言うと、「英語でブログを書く」とか「英語でサイトを運営する」というようなことを考えがちだと思いますし、私もそうしました。
英語でのブログは今でも時々更新していますが、日本語ブログに比べると更新頻度はもちろん低く、またブログ記事というしっかりとしたものを書くには時間も体力も必要です。そうなると、継続ができなくて結局発信の効果を得ることができません。
そういうときに思いついたのが、「日本語発信したツイートを自動で翻訳してくれる人がいればいいのに…」ということ。
ツイッターにも自動翻訳機能はついていますが、いくら最近自動翻訳の精度が上がったとは言え正直クオリティはいまいち。ネイティブの英語話者が私に日本語ツイートの自動翻訳を読んで内容を勘違いしていたこともあるので、まだ本当の意味で使い物になるとははっきり言えないレベルだと思っています。
そこで私は自分の翻訳者としてのバックグラウンドや、翻訳ディレクションをしている強みを生かして、新しく「日本語ツイッターの英語翻訳サービス」を始めることにしました。
今後海外進出したい人がアピールできることの1つは「日本での集客力」
ドイツに住んでいて、オンラインマーケティングやブログを運営しているブロガーと話していて感じるのは、日本のブロガーはPV数を武器に海外でバリューを提供できるのではないかということです。
海外に住みながら日本語で発信をしていても現地では知名度もないしなんの役にも立たないのでは?という人がいますが、正直私が感じていることは真逆です。
私はスタートアップ企業がたくさん存在するベルリンという街に住んでいますが、人口減少によるマーケット縮小やそれに伴う先行き不透明な経済に悩む日本とは言え、まだまだ世界の中ではリッチな国として認識されており、実際日本のマーケットに進出したがるドイツのビジネスは多いです。企業だけでなく、個人からも「日本で就職したいのだけれどどうすればいいか教えて欲しい」などと言われることがよくあります。(この前なんてクラブで会った若者にそんなことを言われましたよ。)
そこで日本語でブログ発信をしている人、ツイッターでの発信力がある人は「日本での集客力やPR力」をバリューとして現地で提供することができるのです。実際、私はこのような売り込み方で現地ビジネスと繋がって会社の立ち上げ手伝いをしたり、現地ビジネスが日本へ行く際の通訳同行・広報担当として仕事をしたりしています。(これにより日本への出張も増えました。)
ブログやSNS発信で有名になってブログで生計を立てるというと、海外在住であればその現地で現地人の間で有名にならなければいけないと思う人が多いですが、「世界で活躍する」という働き方さえ今日では本当に多様になっているのではないかというのが私の持論です。
言い方を変えると「ドイツに住んでいる日本で有名な人」というポジションを狙うことでバリューを提供することだってできるんです。(”有名”というのはセレブになるという意味じゃなくて、その業界の界隈で名が知られているレベル)
だからまずは日本語での発信に力を入れて頑張ってみる。そしてある程度のところまで持って行き、既成事実(実績)をつくる。ここで必要になるのは、なんだと思いますか?
「私はその分野ではスペシャリストなんですよー」ということを、今度は現地の人に伝わる言葉で発信するだけです。
そこで有効になるのが140文字以内で発信をするツイッターです。
アカウントを英語用と日本語用に分けて運用するのも1つの手でいろんな人がやっていますが、そうなると結局比重がどちらかのアカウントに偏ってしまいます。アカウントを切り替えて同じことを違う言語でつぶやくのもめんどうです。
しかし私が始めたツイッター翻訳を使えば、日本語での発信をしながら英語での発信も同時に出来て一石二鳥。日本語のツイートをしただけで、放置していても勝手に英語のツイートが英語アカウントに上がっている。(これ。けっこう不思議な感覚ですよ)
つまり、日本語での発信力をつける過程の中で英語発信も取りこぼさずできるということなんです。
具体的なサービスの流れ
本サービスでWSBIが提供するサービス内容は大きく分けて2つです。
1つめは日本語のツイートを英語に翻訳すること、2つめはそれを別英語アカウントにご本人の代わりにつぶやくことです。
<<サービス開始から完了までの流れ>>
- お問い合わせ・ヒアリング
- 日本語アカウントでつぶやかれたものを1日2回、午前と午後で翻訳者が確認・翻訳
- 翻訳者が第三者でも本人のアカウントに投稿できるツールを使って投稿
- 日本語でつぶやくだけで勝手に英語でつぶやかれている
英語アカウントのログイン情報を一度教えていただくことになるのでセキュリティ面で心配と感じる方もいるかもしれませんが、ツールを経由して投稿するため、ツールの設定が終了した段階でTwitterのパスワードを変更していただければセキュリティ上も問題ありません。
ツイッター日英翻訳を始めてから起こった変化
今まで疎遠だった英語話者の友人とお茶することになった
なんだか平凡な変化で申し訳ないのですが(笑)…
ただ、ツイッターを英語で発信するようになってから過去に1〜2度会っただけで今まで絡んでこなかった現地の友人から「最近おもしろそうなことしてるね!お茶でもどう?」とお茶に誘われるということが起きました。これはその友人がツイッターを通じて私が何をやっているのかより明確に分かるようになったことで私に興味を持ってくれるようになったのだと推測しています。
海外の媒体とカンファレンススピーカーから取材の依頼を受けた
現在私の英語アカウントで運用をして1ヶ月が経過しましたが、なんと海外のデジタルノマド特集をしているメディアとシンガポールで開催される展示会にスピーカーとして登壇するアメリカ人の方にミレニアル世代の移住成功例としての取材の依頼をツイッター経由でいただきました。(驚)
現地の繋がりたい業界のアカウントからよくフォローされるようになった
これも大きな変化で、私が「berlin」という単語をよく出しているせいかベルリンのスタートアップ系のアカウントや起業家などからフォローや反応をもらうことが増えました。これは自分にとってビッグチャンスで、こうした人たちとツイッターで交流を深めていけばなにかしらシナジーが生まれるはずなのでまさにツイッターが現地での営業ツールとして役立ち始めていることを実感しました。
実際、この英語翻訳プロジェクトのことをツイートしたらとあることが起きました。
My tweets(@wasabi_nomadik) will be translated into Eng
Have @rym_nz @sormdv 2 translate 4 me.Y not start a translating service 4 twitter? https://t.co/4tsD03cIAg
— Yuko Fujisawa (@wasabi_yuko) 2017年9月1日
私の友人が、このアイデアをProduct Huntという新しいサービスやプロダクトを紹介するサイトへ推薦してくれたのです。多分選ばれていないと思いますが、チャンスを掴むという意味では十分かと。
That’s good idea! https://t.co/mgpgGC7Mvq
— Yuko Fujisawa (@wasabi_yuko) 2017年9月2日
私はこのProduct Huntを作った人と共通の友人を介して知り合いなのですが、先日その人と知り合いである起業家の方と英語ツイッターで繋がって、あげくその人は私の日本の友人とも知り合いであることが発覚するなど、開始2週間とは思えないスピードでいろんなことが起こっています(笑)
外国人に自分の人となりを伝えたい時にツイッターを教えると手っ取り早い
自分の人となりを読み物のようにじっくり伝えられる最強のツールはブログやYouTubeだと思っていますが、そうしたものに取り組もうとすれば先ほども述べたように多くの時間とエネルギーを消費します。いくら費用が限りなく0に近いオンラインビジネスといえども、作ったのに継続できない、がゆえに効果がでないのでは意味がないし、それをやるリスクは高すぎます。
その点ツイッターは短文で自分の興味関心、伝えたいメッセージを断片的にたくさん見せることができるので相手が自分へのイメージをつかみやすいうえに時間も手間もかからずさらに低リスクであると言えます。なので私は現地で出会った人には英語のツイッターアカウントを教えて、私のことを常に忘れないでいてもらうようにしています。
ツイッターを日本語から英語に翻訳したい方、運用を承ります
というわけで、実はこのプロジェクトは私が主催しているオンラインサロン「海外フリーランス養成スクール」から始まったサービスなのです。
私のサロンメンバーにアンケートを取ったところ、海外経験があって仕事にできるレベルで英語を運用できる人がおよそ7.5割という驚愕のデータが出たことが今回のアイデアにつながりました。

現在実験的に私のツイッターで、サロンメンバーであり翻訳ビジネスを頑張っていこうと考えているマーディーさん(rym_nz)としおりさん(sormdv )に翻訳をお願いしています。2人は海外生活経験もあり、パートナが外国人という強みを生かして生で使われている表現に翻訳するのがとても上手です。それぞれニュージーランド在住と福岡在住ということで、時差をうまく使ってほぼ24時間体制で私がツイートしたことが即時英語になっています。
効果のほどは上記に書いた通りですが、もし同様にツイッターの日英翻訳での2アカウント運用に興味のある方がいればお教えください。費用は月々約5千円〜1万円でプランを用意しています。(1ツイート200円の計算です。料金はその月のツイート数によって変動します。固定額にしたい方は1ヶ月の翻訳件数をあらかじめ決めることも可能です。)
サロンメンバーには翻訳をスキルとして生計を立てていきたいと考える人も多いので、こうした小さな案件が最初の一歩としても機能していきます。私はセキュリティ面やソーシャルメディア運用の指導を翻訳者にする役目としてディレクションをしていきます。お気軽にお問い合わせをどうぞ!