どうも、ポテト大好きwasabi( wasabi_nomadik)です。
ドイツといえばじゃがいも!というイメージを持つ人は多いと思いますが、具体的にどうやって調理して食べているかは意外と知られていないのではないかと思います。
かくいう私もドイツに来たばかりのときはPommes(フレンチフライ)にして食べるくらいだろうと思っていたのですが、住んでいくうちに徐々にドイツにはいろんなじゃがいもの調理方法があるということを知りました。
数あるじゃがいも料理のなかでも私が好んで食べているのは「Kartoffelpuffer(カトッフェルプッファー)」、別名「Reibekuchen(ポテトパンケーキ)」です。その味と見た目は簡単に言えばお好み焼き、もしくは韓国料理のチジミにも似ています。
カトッフェルプッファーにもいろんな調理法があるのですが、今回は計量の必要もなくサクっと簡単にできるwasabi流ベジタリアンなカトッフェルプッファーのズボラレシピを紹介します!
日本にある食材でも作れるのでドイツを感じたい人はぜひ参考にしてみてください。
必要な材料(1~2人分)

じゃがいも小:9個(じゃがいも大3つ程度)
にんじん大:半分
たまねぎ:半分
小麦粉:大スプーン3杯程度
ベーキングパウダー:小スプーン1/3程度
塩:小スプーンすりきり2/3程度
こしょう:適量
油:フライ用にたっぷり(オリーブオイルじゃなくても可)
アップルソース(Apfelmuss):適量
いざ調理!

1.) まず、じゃがいも、にんじん、たまねぎすべての野菜の皮をすべてむいたら、すべてをすりおろし器ですりおろします。
たまねぎはすりおろすと涙が出てくるので薄く包丁でスライスするのでもかまいません。(というか、そっちの方が良いです…)
ちなみに写真に映っているこの器具、日本では馴染みが薄いかもしれませんがドイツではチーズをすりおろす器具として一般的に浸透しているグレーターで、「Küchenreibe」と呼ばれています。
チーズだけでなく、このように野菜をすりおろすときにもいろんなタイプのすりおろしができてとても便利!なにかを薄く細かくみじん切りのようにしたいときなど、包丁を使わなくてもこれ1つあれば速攻でできちゃいます。
日本でも買えるのでぜひ!便利だし、形も素敵なのでインテリアとしてもキッチンで映えますよ。上記のグレーターなら、「細切り」タイプの面を使えばバッチリです。
2.) すべてをすりおろしたら小麦粉、ベーキングパウダー、塩こしょうを入れて混ぜます。

塩はお好みで、これより少なめでも大丈夫です。
3.) フライパンに油をしいて熱し、温まってきたら具をスプーン1杯程度すくってお好み焼きのように両面をきつね色になるまで焼きます。

私が写真で使っているのはスキレットという鋳鉄のフライパンなのですが、これを使うと表面がサクっと焼けておすすめです。
このフライパン、手入れが必要なんですが熱が通るのも早いし保温にも長けているのでホームパーティーのときなどこのまま大皿としてテーブルに出すこともできてかなり重宝しています。
ちなみにスキレットで調理できるレシピを集めた本もたくさん出ているのでお料理好きの方はぜひチェックです。
4.) できあがり!

完成したら、「Apfelmus(アップフェルムス)」というアップルソースを添えて食べるのがドイツ流。甘じょっぱいお好み焼きです。
これも日本で買えます。アップルソースの他の使い道としてはヨーグルトに入れたり、ミルヒライス(Milchreis)という米を牛乳で煮たデザートでもよく使われています。
最初は使い道も分からないしなんだこれ?と思ったんですが、食べてみるとなめらかでやさしい味と食感が病みつきに!パンにのせて食べてもおいしいし、使い方はいろいろ!(とはいえ、ドイツのアップルソースは瓶が大きいので私はいつも使い切れないのですが…)
アップルソースがない場合はソースなしでも十分おいしいです。
全工程は30分くらいあればできると思います。これは私のオリジナルレシピですが、ぜひご自身のテイストやアイデアを加えて、おいしいカトッフェルプッファーを作ってみてくださいね!
改良版レシピの情報もお待ちしております♫