2020-2021を振り返って、前を見て。

2021年明けましておめでとうございます。曲がりなりにもブロガーなのにブログを全く書いてないし、ソーシャルメディアでの発信もほとんどしていない私に律儀にメッセージをくれる方々がいらして、大変恐縮です。サイトも全然手入れできていないので、誤解を招く感じになっていて受付を終了しているものにメッセージを送ってしまう方もいるようで申し訳ないです。(全部閉じたはずなんですけど、どうやって見つけてくれているのか疑問…)

 

ブログやソーシャルメディアでの発信、コミュニティ形成については自分自身、ソーシャルメディアマーケティングやオンラインサロンを通じてさまざまなことを経験させてもらったおかげで、発信やコミュニティビルディングに関する多種多様な知見を得ることができました。と、同時に現在のインターネットのあり方に問題点も感じ、今後その問題点に意識を向ける人が増えるだろうと予測しました。具体的に言えば、インターネットを駆使して自分のビジネスを確立する、要するによく言われている「好きなことで生きる」ということは究極的には「Googleの下請けになる」というカラクリに気づく人が増えてくるだろうという話です。AirbnbやUberなどのシェアリングエコノミーでもこうした問題は顕著で、不動産賃貸業や宅配ビジネスといった個人事業を簡単に始められる代わりに、「フリーランス」とは名ばかりの実質上企業の定めたアルゴリズムに乗ったビジネスをする下請けに過ぎないという点です。下請けであることの問題点は、例えば会社に人生を左右されたくないからといって独立したり、副業で収入源を分散したはずなのに、実質上ただ別の会社(Google)に一極集中する形で転職したのと同じような話になってしまっているということです。これではリスク分散できていません。

 

これが必ずしも全員にとって悪だというような議論はするつもりないですし、私自身その恩恵にあやかってここまで自分のビジネスを築き上げることができたからこそ今こうしてもっと先行く本質的な話を考えさせていただけることにとても感謝しています。ただ、フリーランスが増えていく中今後ここで「Googleに依存しない形のビジネスをどう築いていくか?」という議論が盛んになるだろうと思いました。そして、現状Googleに依存しない形のビジネスとは、分散型ネットワークや暗号化技術を扱える一部のテッキーを除き、インターネットを使っている以上ほぼほぼ不可能な構造になってしまっています。

 

そこでもっと別の新しいやり方を発見したいなと思って、主に2020年からいろんなアプローチを取ってきました。ちょっとそれを振り返ってみようかと思います。

 

ピア・ツー・ピア(P2P)な繋がりと通信方法からヒントを得た人間関係の構築

現在のインターネット空間は主に「クライアント・サーバー型」と言って、データが1つのサーバー(中央集権)を介した形で通信をやりとりする方式です。要するにAさんがBさんと繋がるときは、中心となるサーバーを経由して繋がることになります。一方P2P方式では、中心となるサーバーが存在しないため信頼できるクライアント(ノード)を複数経由してAさんとBさんが通信できます。

これをリアルライフに落とし込んで考えてみるとP2Pは「誰々さんの紹介」で人が繋がっていくパターンと言えます。そこで2020年は「紹介」というキーワードをかなり重要視して人間関係、自分の目に触れるものなどを選んでました。不特定多数の人と繋がれるネットから距離を置いたのもそういう理由からで、ブログもあえてソーシャルで拡散せず、「リアルに会った人に教えてクチコミだけで広げる」ということをしてました。

そこで気づいたことをメモ。

  • 「誰々さんの紹介」で会う人はハズレが少ない。(失礼な態度をとってくる人だったり、あからさまな悪意を持って近寄ってくる人だったり)
  • しかし自分が本当に信頼し、尊敬できる人からの紹介でないと、結果として良い繋がり(通信)にならない。
  • どんな人を自分のネットワークにノードとして招き入れるかの判断は、自分自身が確立していない時に下すとミスが増える。
  • 良い繋がり(通信)を実現するためには自分を確立すること。
  • 「紹介」の広がり方はスピードとして緩やかだが、その分さまざまな不快要素をフィルタリングできる(「紹介」で広げていくことができるのはコミュニティ内部の各人が何かに貢献するというコミットメントがあるからこそ。コミットメントなしで楽して美味しいところだけ持っていこうとする人を自動的に寄せ付けない構造になっているし、色々遅い分、人間関係で重要な”忍耐”や”思いやり”も兼ね備えている人が多かったように思う。)
  • 相手に幻想を抱きずらく、自然体で付き合えるパターンが多かった。

 

発信方法は一対多数から一対一へ。紙に戻ってみて感じたこと

ブログは更新してませんでしたが、ノートにはほぼ毎日ものを書いてました。2020年はポルトガル語の習得を開始したこと、サーフィンを本格的に開始したこともあって「多言語」と「水」をテーマに色々書いたり、描いてました。

気づいたことメモ:

  • 誰かに見せるための文章を書くことに慣れ過ぎてしまっていた自分にとって、誰にも見せない前提のノートに書くことは自分が本当は何を伝えたいと思っているのか気づける機会になった。
  • 紙に書くことは、やっぱりネットに比べると「遅い」し大変だからこそ一字一句書くことばにかなり意識的になる。言葉を大事にする意識が強くなる。
  • 万年筆で丁寧に書くことで丁寧に生きる意識が高まる。結果として生活全般が丁寧になった。
  • 自分にとって「水」をテーマにすることはかなり相性が良いと感じた。
  • 自分がノートに書いた日本語の詩を信頼できる人に見せ、英語で訳して読んだ時に涙を流してくれた経験を通じて書くことの喜びを再認識した。
  • 日本語の意味の凝縮性とミニマリズムは根底に通じるものがあると発見。
  • ポルトガル語のリズム感とsaudades(郷愁)がハマる表現はポルトガル語特有の詩的な美しさだと発見。

 

2021年に見ていること

と、ここまで2020年の振り返りをざっくりとしてみたけれど、こうしたことを経て今みていることはやはり「新しい通信方法(繋がり方)」を確立しつつ、それをどう活用していくか、ということにあると思う。そして、自分はそのことに関して2020年の段階で「インターネットに答えはない」と思っていた節がある。だけど、とあるご縁で「もう一度インターネットに賭けてみよう」と思える機会があり、今そのフィールドで頑張らせてもらっている。どんな問題があっても人は過去には戻れないのだから、前を向く。「次世代インターネット空間」を作ることは無謀そうで面白そうなので、楽しんでいる。ちょうど6年前に起業した時と同じ空気感が今起こっている。「XXなんて絶対無理だよ〜」という人とか、たくさん現れるたびに「コレコレ!」という感覚になる。

そして次世代インターネットは「自世代インターネット」の時代だとも思っていて、自分という城をどう築き上げて、どう守っていくかという真の意味での「自由(自分に由る)」をもっと本質的に考えられる議論がたくさん出てくるのではないかと、とてもワクワク。これが分散型ネットワークに希望を見出している1番大きな理由。

 

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現在はモビリティ、インフラ、BlockchainとAI、アート関連のお仕事を中心に承っていますが、特にジャンルは問いません。

 

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