どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。
先日、フランクフルトの近くにある街ハーナウで取材した記事がライフハッカーにアップされました。
私が取材をしたのは、クーポンを使ってお得にモノを買いまくり、それらを人々にシェアするという面白い活動をしている“エクストリーム・クーポナー”のトーステンさんです。

一体どういうこと?!と気になった方はぜひ本記事を読んでもらえたら嬉しいです!
早速こんなフィードバックももらえていて、大変嬉しい。。。
エクストリーム・クーポナー(笑)!私もクーポン使いまくるので、dmのレジで驚かれる事あるから、この人の行動分かるわ。このライターさん(@wasabi_nomadik)の記事で一番ツボった!https://t.co/h5049qLUc3 @lifehackerjapan
— たこ (@takochan_de) June 5, 2016
なにせ、私はこの記事を書くのとっても緊張したんです!
なぜかというと、彼の話がそれ単体で面白すぎたから・・・!
ライターとして記事を書く時は、何をテーマ(軸)にしてどの視点で記事を構成するかを考えるのがとても重要だと思っています。だからこそ、ライターはインタビュイーの話を上手に引き出して、自分が記事を書くときに相手のアイデアを最大限引き出せて、なおかつ味付けがしやすいようにいろんな素材を出してもらうことが大事な仕事です。
でも、今回は私がトーステンさんの話を聞いていて終始心から感動しっぱなしで・・・話せば話すほど、全部がテーマになってしまうほど素材が豊富すぎて、もう私の仲介いらないからこのままピュアに彼のアイデアを多くの人に伝えられないものか!!とかなりアツくなっていました(笑)
こんな実りあるインタビューは、なかなかお目にかかれません。本当にライターをやってて良かったなぁ〜!と思える瞬間でした。
と同時にこんな面白い話、読者の反応が薄かったら完全に私のせいなので良い意味でちょっとプレッシャー。私はトーステンさんのやっていることは革命だと思っています!
というのも自分自身、ちょうどこの時期ミニマリストの話をよく読んでいたことも影響して、トーステンさんのやっていることをミニマリズムと比較したからです。
今度ブログでも紹介しようと思っていますが、特に最近私が注目しているColin Wrightという世界中を旅しながら仕事しているミニマリストの言っていること一字一句に納得しすぎて。ミニマリスト的な生き方に共感を覚えることが多かったんです。
私はもともとなんでもシンプルな方が好きだし、ミニマリズムに共感を覚えるポイントは多いのですが、このライフスタイルが「現代の消費社会に疲れた人」全員の答えになるとも思っておらず、またそれが全ての答えであるかのように盛り上がっている”ミニマリズムブーム”を見ていると、それこそミニマリストが嫌がる消費社会の”マーケティング”であるような気もしていました。
でも、そんな”マーケティング”の裏をかき、それを上手に利用して自分も豊かに、そして周りも豊かにしてしまっているトーステンさんを見たら「世の中はもっといろんなやり方があるんだ!」と気づかされることがとても多かったです。
クーポンを使う事で、企業側も新商品をプロモーションできて嬉しい、トーステンさんは自分の”クーポン美”を追及できて嬉しい、そしてトーステンさんの周りの人はモノをもらって嬉しい・・・しかも、たしかにモノを購入して消費しているにもかかわらず、精神的にも物質的にも豊かな循環が起こっている。これは驚きでした。
実は私もトーステンさんがクーポンでゲットした商品(カミソリ3つとヘアプロダクト1つ)をいただいたのですが、私自身3つもカミソリを使わないので旅で出会う人にプレゼントしたり。人からシェアしてもらって、自分にも余裕があると、ほかの誰かにもシェアしたくなるんです。そう、シェアがシェアを呼ぶんですよ!
そして、プレゼントした相手にもちろんトーステンさんのクーポン話をすることになります。こうしてアイデアが広がっていくことも素敵な側面です。
ミニマリズムで大切なことは、「なるべくモノを持たない=モノへの依存を減らすこと」だと思います。それは言い換えれば自分の幸せや価値観をモノベースにしないこと、”モノが自分に属している”という思い込みを減らすことです。
トーステンさんがしているシェアをベースとしたエクストリーム・クーポニングも同じことで、たくさんモノを買っても”自分のモノ”にすることなく、シェアすることによってモノを自分の元から手放して豊かに生きているんです。
だから、内面の充実に必要なのは「モノを買わないこと」それ自体ではないと思います。もてはやされる「シンプルなデザイン」なんてミニマリズムの根底じゃない。
大事なのは「独りよがりしないこと」ではないでしょうか?もっと究極に言えば、「何も自分のものではないと理解すること」。
これに気がついたとき、私の中でなにか腑に落ちる感覚がありました。私はこういう発見をする瞬間が大好きです。
素敵な出会いに恵まれ、本当に感謝。ぜひ、この感動を記事で読んでもらえたら嬉しいです!