ベルリンのクリエイティブシーンは「コネ社会」- 狙うべき発信の目的とは?

ジャックリーン

どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。

最近はおかげさまでサロンも良い感じにコミュニティが拡大し、事業が生まれたり新しいコネクションが生まれたり、私がベルリンで築きあげているコネクションが国境を超えて私のネットワーク内で広がっていくなど、自分でもなにが起きているのかわからないくらい日々いろんなことが起きています。(笑)

 

私のサロンのコンテンツの1つでもある、毎週日曜日のライブ動画配信では、私がレクチャーをするだけではなくドイツで実際にフリーランスとして働いている人や、現地の会社で働いている人をゲストにお招きして、聞きたいことを根掘り葉掘り聞きまくるという、海外で仕事をしたい人にとってとても有意義なコンテンツを配信しています。(自分で言っちゃいますが、これを毎週やって月額3,500円は安すぎると思う。でも手頃にクローズドな情報発信と交流をするのが当初の目的なので、これでいいのだ。)

 

そんな中、先週お招きしたのはベルリンのデザイン会社でデザイナーとして勤務するジャックリーンというドイツ人のお友達。サロン内にはデザイナーやクリエイティブな仕事をしている人や目指している人が多いので、ゲストとしてクリエイティブ業界の人を呼ぶことが多いです。

ジャックリーン
「役に立てるかどうかわからないけど…」と不安そうなジャックリーンでしたが、結果めちゃくちゃ有益でした。(笑)

 

彼女の話を聞いていて、今後海外でフリーランスを目指す人や海外で就職を目指す人にとって大事なヒントが隠されていると思ったので今回はその話を共有したいと思います。

ベルリンのクリエイティブシーンは「コネ社会」

まず、ジャックリーンのことを簡単に紹介します。彼女はベルリンのUDKというアート大学でグラフィックデザインを勉強した後、1年ほどのお休み期間(カフェなどでアルバイト)を経て最近ベルリンのデザイン会社に就職をした28歳です。

動画内で「どうやったら現地のクライアントを獲得できるか?」という質問をもらったのですが、それに対する彼女の返答はこうでした。

 

ベルリンではFace to Faceのコネがとても強力なの。だからまずそういうビジネスをしている人とビジネスの関係ではなくて”友達”になることが大事。営業に絶対にこれ!という決まりも方程式もないけど、そういう人と知り合うためにギャラリーやイベントに行ってコンタクトを交換して個人的に親しくなったり、友人のデザイナーと一緒にグループ展をやって露出を増やしていくなどが一般的かな。私の友達はそうしている人が多いです。」

Illustration zum Thema „KINDERSPIEL“ für SNACKS Magazin (China) von iRRi ART & STARKAD | 2014
Jacqueline Pulsack -KINDERSPIEL //Illustration zum Thema „KINDERSPIEL“ für SNACKS Magazin (China) von iRRi ART & STARKAD | 2014

ジャックリーンいわく、ベルリンでは「私はデザイナーの〇〇と申します。……..お仕事をください。」のようにいきなり営業メールを送っても通らないことが多いそう。なぜならそれはベルリンではビジネスライクすぎるから。しかも、日本に住んでいる日本人がそれをやろうとすればなおさら面識がないのはかなり不利な状況だそうです。

(もちろんすでに見せる実績が十分あって、自分の強みをきちんとアピールできて、相手にとって明らかなメリットがある場合は別。)

その点、日本ではこうした営業メールもけっこう見てくれるような気がするんですけど、どうでしょうか?

ブログやSNSでの発信目的は「Face to Faceのコネ」を作るためにしよう!

そこで気になったのが「ドイツではブログやSNS上でアクティブに動いて営業するスタイルは一般的でないのか?」ということ。日本ではブログで独立したいといえば、記事を毎日書いて、PV数を増やして…という「ブロガースタイル」が定着し始めていて、それしか答えがないかのように見えるけど、本当にそうなのかな?って自分自身疑問に思ってたから。サロン内部でも文章を書くことをキツイと思っている人がいるんです。

CREATIVE THINKING // Key Visual für den Design-Thinking Workshop von YOUNG TARGETS (Berlin) | 2013
Jacqueline Pulsack -CREATIVE THINKING //
Key Visual für den Design-Thinking Workshop von YOUNG TARGETS (Berlin) | 2013

でも当たり前だよね、別にみんながライティング上手なわけじゃないし、人それぞれ得意なことはたくさんある。生きがいを感じるポイントも違う。人にはいろんな良いところや可能性が無限にあるのに、それをライティングやSNS上での演出という限られたアウトプットの選択肢で表現しなければいけない不自由さ。私はそこから変えていきたいと思って活動しています。

 

というわけで「ジャックリーン、あなたはどうしている?あなたのお友達はどうしている?」となにかヒントになることがないか聞いてみました。

 

私はSNSとかブログの発信が本当に苦手。ブログもSNSも作ったけど完全放置状態が続いている(笑)でも私はベルリンでよくイベントに出かけていたし、デザインを勉強していたから学校のつながりで人脈がどんどん広がっていった。それでもらった仕事もあるし、それを実績にすることもできたわ。とはいえ今の会社はコネじゃなくてネットの求人から応募しただけだけど、そういう経験が買われて入社できたんじゃないかな?と分析しているよ。私の友達にはSNSが得意な人もいるし、苦手な人もいて、苦手な人は良いプロダクトを持っているのにマーケティングが全然ダメ。それは彼らの課題よね。

でも1つ言えるのは、実際に仕事をくれる人はやっぱり直接面識のある人なのよ、特にベルリンではね。だからコネクション作りが全てと言っても過言ではないし、それを端的に示すドイツ語で、「ビタミンB」という言葉があるくらいだよ。

 

ドイツ語でコネや関係を示す言葉は “die Beziehung”。その頭文字のBをとってビタミンBという造語が生まれたのですが、その意味するところは人はビタミンBがないと生きられないのと一緒で、ビタミンB(コネ)がなければ生きられないくらいコネって大事だよね、ということです。

 

つまり何が言いたいのかというと、これから海外(特にドイツ)で活動したいと考えている人が目指すべきブログ&SNS運用は「人との出会いを生むため」にすべきなのではないか、ということです。

 

ネット上で注目を集めることが目的なのではなくて、あくまでも最終的に面白い人と出会うために情報発信をする。もちろん、ネット上での認知度が高まればそういう人に見つけてもらいやすくなるけれど、そのためにネット上で同じようなスタイルの記事ばっか書いたり、ネタもないのに無理して辛い思いしてやるのは本末転倒だと思います。それより、本当に自分が好きと思えることを見つめ直して、それをいっしょうけんめいやる方が大事。だってすべては楽しく生きるためなんだし。

 

人と出会い、いろんな経験をして面白い人間になるからブログを書いてもおもしろくなるし、ネットには載っていない情報にアクセスできる。(それがゆえに、ネット上で書くネタも見つかる)

 

ネットはどんどん発達して、別に直接会わなくても人と知り合って深くつながることもできるし、リアルとオンラインどちらが良いかという議論はナンセンスです。

 

でも、本当におもしろい!と思う人の存在を知ったら「会ってみたい!」と思うのが人間なのだと思います。そして実際に会って話をしてみると新しいシナジーが生まれることもよくあるし、直接人に会ってコンタクトを形成することはまだまだ強力だと感じます。

 

その理由を分析してみたんですけど、特に海外といういろんな人種や考え方を持った人が雑多に集まる場所では「人とのふれあい」というすごく根源的なことこそ誰もが共有しやすい”コンテンツ”だからなのかな?って。

 

日本はやっぱりハイコンテクストで新しいテクノロジーをどんどんコモンセンスとして共有できるけど、こちらはそうはいかないこともけっこうあるので。

 

そうやって人脈を広げるということに注目すると、人脈の広げ方は別にブログだけに限らないんですよ。カフェでたまたま隣に座った人との会話を大事にするとか、たまたま友人のつながりで紹介されてハウスパーティーで知り合った人としっかり向き合うとか、日常にある1つ1つの出会いを大事にするというとても基本的なこと。

ネットを通じていろんな出会いが派生していく。

その延長線上に1つの選択肢としてブログがあるよね、それを使えば相乗効果狙えるよね、ということ。

そういうことだと、私は思っています。

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