「肉食べたくならないの?」に対してベジタリアンの私が答えます

アスパラガス

どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。

 

先日ニュージーランドに住んでいるブロガー、マーディーさん(@rym_nz)の記事を読んでからベジタリアニズムについてよく考えています。

私自身、ベジタリアンになってもう4年近くになるのですが、ベジタリアンをやっているとよくいろんな人から「肉食べたくならないの?」と聞かれます。

 

ノンベジタリアンの方からすると、やっぱり「どうして肉を食べないという選択をしているのか?」が気になるようです。私もまだベジタリアンじゃなかった時期にイギリスで出会ったベジタリアンの友達にまったく同じ質問をしたことがあったので気持ちがよくわかります。

 

ただ、自分が同じ質問をされたときに、ベジタリアンの気持ちというか、どう考えているかをその場で説明するのって意外と難しい!なのでブログで言語化してみようと思います。

 

ベジタリアンの気持ちを理解したいと思っている方の参考になればいいな〜と思って、1サンプルとして私の意見を書きますね。

 

ベジタリアンだけど、肉はとてもおいしそうに見える

もう1つよく聞かれる質問として「ベジタリアンって肉はマズイと思うの?」というのがあります。

これは人により意見はさまざまなのですが、私自身、肉はめちゃめちゃおいしそうに見えます。

というか、肉大好きです。w

 

もともと小さい頃から無類の肉好きで、今は亡きおじいちゃんからも「お前は本当に肉をよく食べるな〜」と言われてよく焼肉に連れて行ってもらっていましたし、高校生のときに友達と贅沢するなら焼肉〜!ってくらい肉好きでした。今じゃ信じられない量の肉を食べてましたよ。

 

ちなみに酒も大好きで、イギリス時代には毎日2リットルくらいビールを飲んでました(笑)今じゃ付き合いこそすれ、晩酌もしなくなっちゃいましたけど…でも酒は今でも好きで、芋焼酎の味と香りがマジ好きです。

 

って話が酒にそれましたが、「じゃあなんで肉も食べないし、酒の味好きなのに酒飲まないんだ!」とふつう多くの人には理解されないわけで…。そういうときに私は「好きだからといって食べたい(飲みたい)というわけではない」と説明をするのですが、それもよくわかってもらえないことが多いです。

 

肉や酒がおいしいのは当たり前

いろんな意見はあると思いますが、私は肉がおいしいのは当たり前だと思っています。だって生態系の頂上に君臨する、地球上のさまざまなエネルギーを存分に吸収したエネルギー量の高い生物なわけだから、そりゃおいしいでしょうよ。と。

 

酒もおいしいし、楽しい。酔っ払うといつもとは違った気分になって体が解放されて気持ちよくて〜…

 

….で!?

 

という感じなのです。

言葉がうまく見つからないのですが「おいしいことや気持ち良いこと」に飽きてしまったのだと思います。酒を2リットル飲んでいたイギリス時代は相当消耗していたのですが、「あれ?なんかこれパターン化してない?」って気づいて。そういう系列で肉も「肉食っておいしい〜って、いつまで続けるんだろ?」みたいな感覚になったのです。

 

これはインド旅行で1ヶ月近く肉を食べなくても全然平気だったことが衝撃で考えるようになりました。考えすぎと思う人もいると思うんですが、その時にいかに自分が無意識に肉を食べることに慣れ過ぎていたのかを痛感したんです。

 

もっと掘り下げると、その食べ物がテーブルに運ばれるまでの過程を全然考えもせずただテーブルに乗せられたものを受け入れてただけなんだな、と。

 

私は就活がきっかけでベジタリアンになったという記事を書いたことがありますが、就職活動にかんしてもまったく一緒なんです。多くの大学生は就活の時期になってようやくそれまで自分の人生がただ流されていただけで、レールの上に乗っていただけだと気づく。そして絶望する。少なくとも私はそうだった。

 

だから、自分の人生に責任を持つために自分が想像できない範囲のものは食べないし、やらない。

自分の行動1つ1つがどう社会に影響するのか、自分が感じられる範囲で感じて生きていきたいな〜と思ってベジタリアンになったしフリーランスという働き方を選びました。

 

こういうの、英語だと”First World Problem”って言うんでしょうかね。先進国出身の中産階級のガキのたわごと...みたいな(笑)ある意味贅沢なことかもしれません。

なんか自分で言っててこの曲思い出しちゃいましたよ。

 

ただ、おいしいことや気持ち良いことを否定したいわけでは全然なくて、むしろその逆なんです。

 

「そんなにおいしいもの、別に毎日食べなくても良くない?」

 

この感覚は理解されにくいのかもしれませんが、私が過去に書いたこちらの記事「世界の人も「おいしいご飯」が好きとは限らない?食における価値観のちがい」を読んでもらえるとさらに理解が深まるかもしれません。シリア人の友達が言った言葉が印象的でした。

 

おいしいからこそ、楽しいからこそ、それをもっと特別に感じたい!

ちなみに私はベジタリアンですが、世界中がベジタリアンになって一切肉を食べなくなるべきとは考えていません。私自身はベジタリアンになってから体調がすごく良くなって生理痛も軽くなったり良いことだらけなのですが、私の友人のなかには「元気がなくなっちゃった」という人もいますから。体質に合う/合わないが確実にあります。

 

ただ、先進国は肉食べすぎ&供給過多なので「肉を食べる量」を減らすべきだとは思っています。それだけで倫理的な問題、環境問題や健康問題までいろいろ解決されるのでは?って思うから。量の問題なんです。

 

4年もベジタリアンをやっていると、どうしても肉を避けられない事態に1度や2度遭遇します。2年前くらいに2年ぶりに肉を口にする瞬間があったのですが、そのときは「肉を食べちゃって美味しさに目覚めてまた肉食に戻ったらどうしよう…」なんて考えたものです。

 

でも、意外なことに肉を口にしてみて思ったのは

「うん、肉ってマジおいしいな(笑)こんなおいしい特別なもの、毎日食べるもんじゃないな」

ってことです。

 

普段野菜しか口にしてないからこそ、肉がどんだけ特別な食べ物なのか理解したというか…

これは感謝して食べるべきものなんだな〜って思ったんです。

 

ケバブ
ベルリンのお気に入りビーガンケバブ♫

 

私みたいな人は厳格にベジタリアンをやっている人からすると「ニセモノ」らしいのですが、私からすると「肉がおいしい」っていう事実に目を背けるのもなんか違うなって思うし、「肉を食べないことこそ正義」みたいに思考停止しているのも違うなって思います。そこも突きつめようよって。

 

ただ、ベジタリアンの中にも本当にただ単に肉の味が嫌いという人ももちろんいます。私のドイツ人のビーガンの友達は、両親が肉屋を経営していて幼い頃から動物が殺される様子を見てきたことからトラウマになって生理的に肉を一切食べられないそうです。あと、肉の食感が気持ち悪いと言う友達もいます。そのへんはいろいろですね。

 

ちなみに私が住んでいるベルリンはベジタリアンにやさしい都市で、ほとんどどんなレストランに行ってもベジタリアンメニューがあって社会生活に困ることはありません。

 

あんまり知られていないことなのですが、ドイツの中でも東ドイツは西ドイツに比べて健康的な食生活をする人の割合が高いんです。西ドイツの人は23%が毎日お菓子を食べるのに対して東ドイツの人は11%にとどまり、野菜消費率も東は82%、西は72%なのだそう。

 

  • Ihren Aussagen zufolge ernähren sich Ostdeutsche gesünder als Westdeutsche. Während sich in Westdeutschland fast jeder Vierte (23 Prozent) täglich Süßigkeiten gönnt, ist es in Ostdeutschland nur etwas mehr als jeder Zehnte (11 Prozent). Auch leben im Osten mehr Obst- und Gemüseliebhaber: Dort berichteten 82 Prozent von einem häufigen Konsum, im Westen waren es nur 73 Prozent. (“Ernährungsreport 2017” So isst Deutschland – SPEIGEL)

 

たしかにこれは住んでいても感じることです。ベルリン以外の東ドイツでは田舎でもベジタリアンメニューを見つけることはそんなに難しくないですが、西ドイツ、特に田舎はベジタリアンのメニューが一切ないということもありました。なのでベジタリアンの人は東ドイツの方が生活しやすいと思います。

 

ドイツにはいろんなベジタリアンソーセージなどの食品もあるし、ベジの人は楽しいと思いますよ〜^^

それこそ「肉食べたいなら肉を食べればいいじゃん」って思うかもしれないんですが、私は「擬似肉で済ませられるなら擬似でもいいじゃん」って考える派です。ちょっと前に書いたけど、そもそも「肉」ってなんだ?ってことまで考えると、どんどん哲学的な話になってきて楽しい(笑)

 

というわけで以上がベジタリアンの私が答える「肉食べたくならないの?」に対する答えでした!

 

みなさんはどう思いますか?

“「肉食べたくならないの?」に対してベジタリアンの私が答えます” への 1 件のフィードバック

  1. おはようございます。
    私も、以前ビーガンに関するwasabiさんの記事を読んで、なるほど!と思って、たまに(!)ビーガン生活をしています。
    体のために全く食べないわけではありませんが、野菜の方が重くないし…。
    以前私の職場の同僚が、「お肉を食べれない人、食べない人は人生の半分を損している!」と言っていました(笑)
    これには、爆笑しました。(あくまで個人的な意見です。)
    私としてはそこまではないんですが、ビーガンの考え方は素敵だと思っています。
    しかしナショジオを読んでいるときに、水の問題が書いてあって、
    カリフォルニアでは、地下水に関して問題が山積みなんだそうです。
    有力者が、不正な手段を使って水を買い占めているせいで住民はシャワーすら安全に浴びることができないんだそうです。
    未来を担う、小さな子供に美味しい水を飲ませることが困難なんだそうです。
    その水はアーモンド栽培に大量消費されるのだそうです。
    カリフォルニアでは、最悪の間伐状態がいまだ続いています。
    アメリカには牛がたくさんいますが、その牛が出すゲップ(メタンガス)は、地球温暖化の一要因でもあるそうです。
    メタンガスを溜めて、エネルギーに再利用されていますが。
    今私は障害福祉の仕事に携わりながら、翻訳の勉強をしています。
    ドイツ語翻訳です。まだまだ仕事にならないレベルだけど…。
    こんな環境問題にも興味があるし、まだ絞ってはいないんですが、間に立つ大変さを知っているので、迷いがありますが、楽しく読ませていただきました。
    やっぱり書けるって素晴らしい!なんでも記事にできますね!(^^)
    見習っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


月額制オンラインサロンを始めました!

DMMサロン

「海外移住やフリーランスの仕事をするために、まず何からどうやって始めたらいいの?」

こんな疑問を解決すべく、この度DMMオンラインサロンにて3ヶ月集中型のスクールを開講しました!