旅のミニコラム:ご飯は一人で食べない!スペイン流友達のつくりかた?

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どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。

 

旅をしていると本当に様々なタイプの人々にいろいろな方法で出会う機会があります。

 

ときにはネットのテクノロジーを使って自分から人脈を探しに行ったり、ときには宿泊先のホテルや観光地で誰かと仲良くなったり、ときには飛行機の隣に座っていた人と話が弾んだり、ときにはフェスやお祭りで意気投合したり・・・

 

そんななかでも先日スペイン・カディスで、ちょっとおもしろい出会いを経験したのでミニコラムとしてシェアします。

 

tapas_02

 

 

私はその日、朝早くに起きて午前中にサーフィンのコースを受講し、午後はカフェで翻訳の仕事を済ませるというスケジュールを送りました。

 

午前中のサーフィン後、きちんと食事をしていなかったので私はかなりお腹が空いていましたが、仕事の終わりがちょうど時間帯的にスペイン人が「シエスタ」を取る時間と重なったため、お店は閉まってしまいます。やることもないし、私はスペイン人のまねをして自分もシエスタを取ってみることにしました。

 

ちなみに、シエスタとは簡単に言えば昼寝のことです。私がいたスペイン・アンダルシア州では大体16:00〜17:00の間にお店が閉まり、従業員たちは20:00くらいまで休憩をします。その間お店は閉まっているのですが20:00くらいから営業を再開し、23:00もしくはそれより遅い深夜にかけて開いているお店もあります。

 

私はちょうどシエスタの始まる18:00頃からお店が再開する20:00頃まで2時間ほど睡眠を取ろうと考えたわけです。

 

ところが、自他ともに認めるディープ・スリーパーでありシエスタ素人である私は「昼寝の取り方」が分からず、起きたときにはすでに23:00。週末でもなかったので、23:00からご飯にありつけるかどうかはかなり怪しいところ。しかし、今食事の機会を逃したらかなり辛い状況だったので焦って近くのタパスバーに走り込みました。

 

「まだフードってやっていますか?!」と焦り気味でバーテンダーに尋ねると、「大丈夫ですよ〜」とのこと。ひとますホッとした私は早速フードを注文。

 

タパスバーはいろいろな種類のフードを少しずつ食べるために作られているので、一皿のボリュームがそこまで大きくないことを想定して私は5皿くらい注文しました。

 

すると、出てきたのは到底一人では食べきれない量のフードたち!

 

「カトラリーは何人分必要?これって後から友達が来るんだよね?まさか、一人で食べるんじゃないよね?」

 

と不思議がるバーテンダーに「いや、一人で食べるッス・・・」と答えると「えええ!!さすが日本人!?」というリアクション。

 

(とりあえずアブノーマルなことはなんでも日本らしいと言えばいいと思ってる人。笑)

 

しかし、本当にこんな量食べきれないし、どうしよう〜・・・と困っていたところに席がなくて困っていた男女3人組が私のテーブルに相席してきました。

 

すると、そのなかの男性一人が「すごい量だね〜。これ一人で食べられるの?」と話しかけてきたので、私は「もっと小さいと思ったんだけど、意外とボリュームがあって今どうしようか悩んでいたところ。」と答えました。

 

するとその人は「じゃ、助けてあげるよ!」と言って、なんと私の注文したフードをおもむろにパクパクと食べ始めたんです!(笑)

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周りにいたほかの友達はそれを見て大爆笑しつつ、「ちょっと、お前人の料理食べるなよ!」「コイツはクレイジーでごめんね。」と丁寧な対応。

 

でも、私は食事を残すよりかは確実にたいらげてもらう方が嬉しかったので、「もうこの際みんなでシェアしましょ!」と提案。

 

一人でご飯を食べにきたのに、なぜかいきなり知らないひとたちと食事を一緒することになりました。この突発的でヘンテコな状況に、皆一種のおもしろみさを感じつつ初対面同士が同じお皿のご飯を食べることにすこし遠慮し合う雰囲気も。

 

その傍らで、「俺は気にしない。タパスは一人で食べるものじゃない。」と言いながらひたすら食べ続ける男は右(笑)

 

Another serendipity night 😝🚀 I loved my stay in Cadiz! definitely will come back🏄

wasabiさん(@wasabinomadik)が投稿した写真 –

 

その様子がおかしくておかしくて、なんだかんだ緊張もほぐれて皆で笑いが止まらない楽しい時間を過ごすことができました。

 

でも、その人が言った言葉は意外と深いと思います。「食事は一人で食べるものじゃない」という文化のスペイン。

 

忙しいとテキトーになりがちな食事ですが、それでも食事は誰もが毎日必ず欠かさず行う「習慣」です。その時間をただ「食べる」ためだけに使うのではなく誰かと会って話をしたり交流する時間としてとらえれば私たちの生活の質や満足度はもっと満たされるのではないかと気づかされました。

 

この考え方はスペインだけでなく日本やドイツにも通じるところがあると思いますが、スペインはシエスタ時に長い時間をかけて友人や同僚と食事を共にするなど食事におけるコミュニケーションの意義がかなり顕著です。そんなスペイン人たちと楽しい時間を過ごしていると、食事が持つ有意義さやそのポテンシャルを再確認することができたように思います。

 

タパスバーで。
タパスバーで。

 

 

そして、もうひとつおもしろかったのがもう一人の男性が「ライプツィヒに良い友達がいて、カフェを経営している」と言ったのですが、そのカフェの住所を教えてもらうと、なんと偶然にもそのカフェは私の新しい住居と同じストリートにあったのです!

 

スペインにいながら、次の目的地であるライプツィヒに再びご縁を感じる嬉しい瞬間でした。

 

それから2週間経ってライプツィヒに引っ越した今、不思議なことに私はほとんど毎日誰かと食事を一緒にしています。

 

そして、その度にあのときのセレンディピティを思い出しています。

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