自分がやりたいことの理由を説明するのは義務かコストか?【イベントレポート】

seminar

wasabi( wasabi_nomadik)です。

遅くなってしまいましたが、先月日本で行った2つのイベントレポートと私が思ったことをシェアしたいと思います。


 

「新卒フリーランス」は持続可能か?流行で終わらせないために考える私たちの具体策

 

このイベントは私が一方的に話すだけではなく、参加者にも考えてもらいたかったので参加にあたってゼミ形式で論文を課すというなかなか高めのハードルを設定しました。

そこに集まってくれた方々は皆さん自分でしっかり考えを持って参加してくれたため、議論にあたってもいろいろな意見を出してくれて私もとても勉強になりました。

 

そもそもこのゼミを開催したのは以下のような理由です。

 

ブログやSNS等の個人媒体での発信を通じてチャンスが掴めることは確かですが、発信の重要性ばかりが一人歩きし、具体的なスキルの重要性や新卒フリーランスという働き方が持つメリットとデメリットが客観的に思考されていない印象を受けます。それらを考えたうえで、新卒で就職しないという選択を広い層に向けて実現可能にし、なおかつ持続可能にしていくにはどうすれば良いかをしっかり考える必要があります。

 

ブロガーを中心として新卒フリーランスという働き方が一部で注目を浴び始めたのは最近です。賞賛や応援の声も多いなか、その働き方を疑問視する声もよく見かけるようになりました。

私が新卒フリーランスという働き方にかんして考えていることはけんすうさんが書いていたこの記事と概ね一緒です。

 

新卒でフリーランスになった人と、経験を積んでからフリーランスになった人は、どちらが有利か、というような二者択一ではないんですよね。

それぞれ手持ちのカードが違うだけ、というふうに考えたほうがいいと思うのです。手持ちのカードが違うので、戦い方が違うだけじゃない?という感じです。(引用:新卒フリーランスの手持ちのカードは何で、どう戦うか)

 

なんでもそうですが、世の中は新しいものが出てくるとすぐに古い既存のものと対抗させて考えがちです。「会社員VS新卒フリーランス」みたいな。

新卒フリーランスというのは、会社員になるかならないかという小さな話ではないんです。もっと大きな意味で、「やり方次第によってやりたいことはなんでもできる」というメッセージを伝えたいと思って、どうすればそれをより広い範囲に伝えてこの働き方が持続可能であるかどうかを証明できるかを考えたくてこのゼミを開かせてもらいました。

 

結論:説明に時間をかけるなら行動と結果で示そう

このゼミ中に興味深かったのは、「新卒フリーランスをすることになったとして考えられる障壁はなにか?」という質問で「親への説得」が多く挙がったことです。

 

  • どうやって仕事を得ていくのか
  • 税金や年金はどうするのか
  • 若いうちはいいけれどこんな働き方を長く続けられるのか
  • 病気になったらどうするのか
  • 結婚出産に対応できるのか

などなど

 

こうした親が抱きそうな不安に対する解決策を自分で用意してきちんと説明していくべきだし、親という最小の”社会”が疑問に思うことは大きな意味での”社会”も同様に疑問に思っていることだから、それを無視して「親が理解してくれないから逃げる」というのは社会への説明責任からも逃げてしまうことになるのではないかという意見が挙がって考えさせられました。

 

私も、もしなにか新しいことをやるにあたって金銭やなんらかの周囲のサポートが必要な場合、なぜ自分がそれをしたいのか、そしてどうやってそれを実現していくつもりなのかリスクヘッジの方法含めて説明する必要はあると思います。たとえば親のサポートによって留学に行きたいと考えているなら、過去記事で書いたようなやり方で親に説明する必要があると思います。(ビジネスで投資を募るときも一緒ですよね。ただ「これをやりたいから金くれ!」だけではどうして投資家がその人に投資すべきなのかメリットが見えません。)

 

ただ、根本的に自分がやりたいことの理由を誰かに証明して「分かってもらう」必要がそもそもあるのか?

 

説明なんてしている暇があったらスキルを磨いて先にやりたいことを実現し、結果を見せれば良い。

なにか新しいことをするなら「分かってもらおう」という態度ではなく、結果を、プロダクトを見せて「分からせる」態度でやるしかないと思います。

 

私の場合はドイツに行く前から貯金やビザ、仕事などすべて準備していろんなことがすでに完了していた状態でした。

そして、不思議なことにすべてが完了した時点ではすでに「スタイル」が確立されているのであとはそれを説明するだけ。なにか質問をされても自分なりの意見がちゃんと言えます。

 

何が言いたいかというと、なにか新しいことを始めようとしている人が気にすべきことは「他者への説明責任」よりも結果を見せる、そして「スタイルを確立」することの方が重要なのではないかいうことです。もっとも、私は「スタイルを確立しよう」などと思ったことは1度もなく、自分が好きでやっていることが後から人に「スタイル」として認められていきました。スタイルが先立つと結局スタイルを追うだけになってしまいますが、結局のところなんでもやったもの勝ちなのでとにかく挑戦してみることが本当に大切だと思います。挑戦から学ぶことは本当にたくさんあります。

獨協大学でのトークイベント

at dokkyo university

 

私の母校である獨協大学でのトークイベントは大学生にフリーランスで働くことのリアルさやどんな生活を送ってどういう風に仕事をしているのかを詳しく紹介することを目的としてスライドを作り、プレゼンしました。フリーランスという働き方をわかりやすく説明した資料として、イラストレーターの高田ゲンキさんの資料を使わせていただきました。


当日何人来てくれるかわからなかったのですが、予想よりも多くの学生さんや外部からもはるばる遠方からやって来てくださった方がいました。

そこで、なるべく役に立つ情報を持ち帰ってもらいたいと思い、将来海外移住に興味がある人や私の職業に興味がある人向けに以下の書籍も紹介しておきました。

 

  • ライティングに興味がある人向け

ライティングのコツが学べます。

 

  • 翻訳に興味がある人向け。

特許翻訳の勉強方法について詳しく書かれた本ですが、翻訳の勉強方法一般で参考にできる内容だと思います。

 

  • 海外で働くことに興味がある人向け

 

基本的には私がブログで書いてきた内容を噛み砕いて説明するというトーク内容でしたが、私が想像した以上に学生さんたちが私のメッセージを読み取ってくれたため、とても深い話をすることができました。トーク後は個別でも話し、トークイベントの時間も入れると全部で8時間くらい常に学生さんと交流していたことになります。次から次へと質問が飛んでくるその意欲にこちらも圧倒されました。

 

  • 就職するとしてもしないとしても、スキルがある人は自由度が高い。
  • 自分の好きなことをどうお金に換えていけるか考えてみよう。

 

上記2つが私がこのイベントで言いたかったメインメッセージです。

 

「良い会社に入る」ことだけが万人にとっての人生の正解ではないし、それが誰にとっても当てはまる人生で1番大切なことでもないと思います。

同時にフリーランスという働き方もまた万人向けではありませんが、私が今海外に住んでいて思うのは、上記2つのことを学生時代から知っておきたかったなぁということです。なぜなら、この2つのことはどんな道へ進むにせよ誰もが1度はぶちあたることだからです。

 

以上、イベント総括でした。

イベントの反響が良かったので日本へ行く度になにかしら開催できたらいいなぁと思っています。次はいつになるか、どんなコンセプトになるか分かりませんが開催して欲しいイベント内容があればぜひコメントで意見を教えて下さい!

“自分がやりたいことの理由を説明するのは義務かコストか?【イベントレポート】” への 4 件のフィードバック

  1. 初めまして。
    最近このブログを知り、人生で初めてメルマガ購読させて頂きました。
    是非私が所属している大学で開催して頂きたい…なんて思いました。親が自分の子供の将来に不安を抱くのは当然ですが、場合によっては、それが子供の足枷になることもよくありますよね。
    私も今大学三年生で、卒業後にドイツでワーホリしてから現地の大学に入学しようと考えていますが、親から猛反対を受けています。

    1. コメントありがとうございます。
      はい、私もいくつかのイベントを通して、親からの反対をどう乗り切るかが多くの人にとって課題になっているんだと知りました。
      よかったらこちらの記事もぜひ読んでみてください。

      留学・海外移住に反対する親を説得するには?経験者からの3つのアドバイス
      http://wsbi.net/parental

  2. こんにちは

    いつも楽しくブログ拝見させていただいております。
    私も新卒で就職せずに、今海外大学院への進学を考えています。
    入学予定が九月なのでそれまでに、やってみたかった日本一周をしようかと考えています。
    ただ日本一周するだけではつまらないので自分の旅行日誌的なものをブログで発信しようと考えております。
    そこでわさびさんに質問なのですが、最初にブログをやられた時ははてブやamebaなどでやられていたのでしょうか?
    また、ライティングで気をつけていることなどあれば是非教えていただきたいです。

    よろしく尾根がいいtします。

    1. 私はブログ始めたばかりのときははてなブログを使っていました。
      はてなブログははてブの拡散力もあるし、デザインも自由度が高いのでアメブロよりもはてなブログの方がおすすめです。

      ライティングにかんしてはぜひこの記事も読んでみてください!
      http://wsbi.net/updating_blog

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