Q.海外で差別や被害にあったらどう対処すべきか?ーA.ちゃんと「対処」しましょう

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差別、ダメ絶対。wasabi( wasabi_nomadik)です。

私が住んでいるベルリンという街はかなりインターナショナルな場所で、ドイツなのに英語が共通語になるときもあるくらい色んな人種が暮らしています。

 

いろんな国へ旅している私ですが、これまでにベルリンを含め「人種差別」や「命の危険を感じた被害」というものには特別遭ったことがありませんし、比較的快適に過ごせています。(もしかしたらあっていても気がついていない!?)

 

ただ、最近ベルリンで暮らす日本人の友人からそういう話を聞く事もあります。実際ドイツの田舎の方で明らかなすごい差別を見たことがあります。(言語も問題なく喋れている中国人の人に向かって中国へ帰れ!とか)

 

ベルリンに限ってはここまで激しい差別の心配をする必要はないと思いますが、最近ベルリンは貧困層から富裕層まで色々な人が集まって来ているのでスリの被害や盗難被害には日頃から気をつける必要があります。実際私もベルリンで一度だけスリ未遂にあったことがあります。

 

では、人種差別なりスリや盗難なり何らかの被害を受けた時どうするべきなのでしょうか?今日は私の体験談を交えて語りたいと思います。

 

Photo credit: akk_rus via Visualhunt.com / CC BY
Photo credit: akk_rus via Visualhunt.com / CC BY

 

昨日の投稿の続きになりますが、こういう時「被害を受けた」という受け身で終わってはいけないと思います。

結論から言えば、徹底的に戦うことです。自分の権利を叫びましょう。

 

黙ってたらダメです。自分に尊敬されるべき人格があることを示すには、戦うしかありません。

海外は日本ではありません。主張しなければ存在しないと見なされる文化です。

 

そして、自分が何らかの被害を受けたことを「周りの人」に知らしめる事がすごく大切だと思います。

 

私自身の経験を話します。これはインドに行ったときの話です。

ご存知の方も多いと思いますが、インドは残念ながら「性差別」が堂々とまかり通っています。インドは20分に1回レイプが発生しているほど、女性の位置が低いのです。これには、レイプされたことを警察に言ったところで真剣に取り扱ってもらえない事や、レイプを受けた女性側の方が貞操を守れなかったことからインド人女性がそれを「恥」と感じる文化なども影響しています。

 

私はレイプ被害を受けたわけではありませんが、なんと街中を歩いていると前からやってきた男に思いっきり股を掴まれたことがあります・・・!

 

これをチカンと呼ぶには、日本の電車のチカンはかわいすぎるほどです。

 

かなりアグレッシブに、そして躊躇なく犯行に及んできたので私はビックリしましたが、こういう無礼な奴は大嫌いなので一瞬で怒りは頂点に。

 

私はすかさず、「おい、おまえ今何した!」と相手の胸ぐらを引っ捕まえて、「謝れ、今すぐに。それか警察な」と大声で怒鳴り散らしました。その反撃が意外だったのか、男はかなりびっくりした表情をしていました。

 

すると、すぐに周りにオーディエンスが何十人も集まってきて彼は一瞬にして見せ物になりました。周りの人も「なんだなんだ」とざわめいています。私はすかさず、「コイツがチカンしてきた!」と周りの人に英語で叫んで伝えました。

 

そうなってくると彼も自分のしたことを恥ずかしいと理解したようで目をそらしながら小声で「ごめんなさい・・・」と謝ってきました。(じゃあ最初からするなよ、って話なんですが。笑)

 

「聞こえないけど?」ともう一度揺さぶって謝らせ、男を突き放して解放しましたが、彼はかなり恥をかいたようで逃げるようにその場をそそくさと立ち去りました。彼が物わかりの良い人だとは思いませんが、次回からはさすがに同じ態度で気軽に女の人に触ったりするのは憚られると思います。

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(翌日私はなぜかガンジス川の前で、知らないおっさんに「お〜昨日ファイティングしてた女だろ!クールだったぜ!」とか言われプチ有名人になった。w ので今では笑い話。)

 

ここで重要なのは、何かが起きたときにきちんと「対処」するということだと思います。

黙っていたり、見過ごしてしまうのは自分にとっても相手にとっても良くないのです。

 

別に何か悪さをしてきた相手のことを考えてあげる必要なんてありませんが、被害を受けたのに黙っていたら完全受け身の「被害者」で終わってしまうことが後の自分の精神に良くありません。「被害を受けた」という心的ストレスからトラウマになってしまう事だってあり得ます。

 

でも、結果的に差別や盗難の被害を受けたとしても起きた問題に少なくとも反抗するなり対処をすれば、加害者VS被害者の関係ではなく、対等に近い関係になります。

 

 

あえて乱暴な言い方をすれば、いじめっこから殴られているだけでは「いじめられている」だけですが、殴り返す事によって「ケンカ」になります。

 

別に暴力で解決しようということでは決してありませんが、私が言いたいのは「受け身」で終わらず自分が何かしら言い返すなり「対処」をしたという自信を持つことが大切だということです。

 

もちろん、海外で考えられる「被害」には差別や盗難だけでなく色々なケースがあって、夜道で誰も助けを求められない状況でレイプされそうになったとか、暴力をふられたり取り囲まれたりするという命の危険が差し迫っている状況では絶対にまず逃げる事が最優先です。

 

でも、もし周りに人がいて助けを求められる状況ならば極力、最低限リアクションをすることは大切です。ビックリしたら声を殺して驚くのではなく、大きな声で驚き、周りに異常事態が発生したことを伝えるんです。差別にあった時も同様です。その人と一対一で話しても、あちらは偏見を持っているので言う事を聞かない可能性があります。そういう時は世間的に恥をかかせるなり、周囲の助けをもらうのが効果的だと思います。

 

 

もし、その場で対処することが難しければ後からしかるべき場所に被害を報告するのも手です。

私がドイツの田舎町で見かけた中国人の女性に対する差別は、驚くべきことにその周りの人が誰も助けなかった上に相手も酒が入っていて話し合えるような状況ではなかったので後からインフォメーションセンターに行ってその男を解雇するように通報しました。(その中国人女性はフェスに出演しているDJで、男はバックステージの警備員。彼女は出演アーティストなのにバックステージに入れてもらえないという理不尽な状況でした。)

 

でもこの件に関しては未だに私は少し後悔しています。ドイツ語に自信がないからといって彼女の味方をきちんとしてあげられなかったからです。そのとき私はフェスで怪我をしていて気力がなかったとか、言い訳はいくらでもできますが、やっぱりその場で対処することの大切さを改めて感じたのでした。後のモヤモヤ感が全然違います。

 

たしかにヨーロッパ含め海外は日本より予想外なことが起こる可能性は高いかもしれません。

でも「〇〇は危ない」「差別が心配」と一方的に恐れているだけの態度と、「何かあっても対処できる」という気の持ちようでは海外での滞在の質が変わってきます。自信によって裏付けされた行動ができるので、行動範囲も変わってきます。

 

それでも対処するのが怖い場合は、そもそも心配な場所に行かないとか、事前にリスクを減らすことだってできます。海外においてはもしかしたら治安の良さうんぬんよりも、こうして自分の頭で考えて問題に対処しようとする姿勢の方がよっぽど大切なのではないかと思うんです。

 

長くなっちゃいましたが、海外で心配事があるという方はまず、自分が何を心配に思っているのかにじっくり向き合って、そこから逆算してあらゆる対処方法を考えてみてください。こうしたイメージトレーニングは何かが起きたときにきっと役立ちますよ。

 

 

 

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2 Comments

  1. wasabiさんカッコいいー!!
    私は日頃受け身のことが多いので主張することは大事だなと改めて感じました。
    wasabiさんのブログ、これからもとても楽しみにしてます!!

  2. 確かに、被害を受けている状態からアクションを起こすことで、自分の中での解釈は大きく変わってきますね。
    ただ、記事内でも言及されている通り、日本の犯罪率と比較すると海外では大変危険な状態は多いですね。友人も留学中に一緒にいた人が地元のギャング?みたいなのにお金を出せと言われ、すぐに出さな買ったので銃で足を撃たれたそうです。日本の感覚だと、単なるカツアゲで殺されるとか、銃なんかあると思わないし、何とかなると思ってしまいますね。
    日本の平和ボケの感覚のまま、「何かあっても対処できる」という気の持ちようも過信しすぎバランスが大切ですね。

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