新卒を捨て、いきなり海外でフリーランスになってみて思うこと

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こんにちは、最近イギリスのドラマGame of Thronesにハマって夜更かしが続いているwasabi(@wasabi_nomadik)です。

海外ドラマってハマると抜け出せなくなるのでなるべくハマりたくないんですが、Game of Thronesは話が複雑で、扱っている時代に出て来る文化なども面白いのでちょっとしたオタク心みたいなのも満たされるのでどうしても見てしまうんです。

そんな話はさておき・・・・今日は私が新卒を捨てて、就職をせずにいきなり海外でフリーランスになった話をしてみようと思います。

なぜかと言うと、私は日本にいたときに同じように大学卒業後いきなりフリーになった人はほとんど知らないんです。

私の高校時代からの友人であり、現在地下アイドル&ライターとして東京で活躍している「姫乃たま」ちゃんは、高校時代からアイドル活動を続けながら大学へ通い、無事卒業した後はそのままフリーランスのアイドルやライターとして多方面の舞台や媒体で活動しています。

でも、彼女のような例は本当に稀で、私は当時卒業後にそのままフリーランスで自分のやりたいことをできるのか不安でした。

色々な職種の人に会ってそんな話をしてみました。企業の社長さん、元新聞社勤務のジャーナリスト、大手に就職したゼミの先輩・・・そんな中誰に会っても「いきなりは無理なんじゃない?」とか、一番多くもらったアドバイスは「就職して、社会人として経験してからの方がいい」というものでした。

・・・でも、そんな不安を持ちつつも私は分かっていたんです。自分にはこの方法しかないと。だから、周りの大人に相談をしつつも、本当はアドバイスなんか求めていなくてただただ私の考えに共感し、応援してくれる言葉をずっと探し続けていました。

 

幾度も幾度も色々な方にアドバイスを仰ぐも、誰に会っても同じ事を言われるので、当時自分のやりたいことは間違っているのだろうかとか、私は何も分かっていない空想家なのか、だとか今考えるとあまりにも自己卑下的な発想をしていました。

そんな時、偶然アートのイベントで出会った若いデザイナーの方に言われた一言で私はとても勇気づけられます。

「自分は就職せずいきなりフリーになったよ!そういうやり方は不可能ではないし、自分もそれを若い人たちにもっと広めていきたい!一緒に頑張りましょう!」

今まで何十人にも「無理だ」と言われ続けて来たのに、たった一人の彼の言葉で私はハッとさせられました。そして今まで私にいきなりフリーは「無理だ」と言い続けて来た人の、当たり前すぎるある共通点に気がついてしまいました。

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それは、彼らは「いきなりフリーになったことがない」ということです。

本当に当たり前すぎる事実ですが、私がいつも相談をしていた人達は皆、就職をしたことのある人達だったのです!何事にも経験がない人に物は語れないですよね。

そして、私も例外に漏れず人間は自分のしていることを肯定したいという心理がどうしてもあります。

大学を卒業し、就職をしてステップアップしている方々にとって「いきなりフリーになって成功できる」と言って自分とは違う進路を肯定する事は、自分の今まで歩んで来た道をある意味で認めないことになってしまうのかもしれないと気がつきました。

そして日本には絶対数として、大学卒業▶︎就職▶︎フリーという段階をとる人が多いのです。その証拠に私は全くそれ以外のルートでフリーになった人に会った事がありません。私はそうした「フリー転身へのひな形」を否定する気はありませんし、就職を経たフリーにどんなメリットがあるのかも、自分がフリーだからこそ容易に想像できます。

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この「大学卒業▶︎就職▶︎フリー」という道を辿っている人は多いので、それに関するアドバイスも多くもらえることでしょう。なので私は「いきなりフリーになって良かったこと」を少しシェアしたいと思います。

考え方が「攻め」になって、生活全てが楽しくなる

フリーランスはその響きとは裏腹に、稼がなければ明日路頭に迷う生き物です。自分の生活全てがビジネスチャンスになるし、自分の周りで起きている事も「消費者」といった受け身の姿勢ではなく「経営側」の視点や物事を引率している立場側から考えるようになります。居酒屋でバイトした事のある人が、自分がお客さんとして他のお店に行ったときに店員の動きや愛想がやたらと気になるのと似ているかもしれません。

だんだんこういうマインドになってくると、自分のやっていることが社会とどう関係していけるのか、どうやって自分のやりたいことを社会から求められている事と絡めながらやっていけるのかを常に意識するようになりました。

すぐスキルが身に付く

企業に入るとありがちなのが、自分の業務とはあまり関係のない「下積み」という名の仕事を経験しなければならないということです。私の例で言えば、翻訳家になりたいなら、翻訳会社に入るのがいいという翻訳会社の社長さんがいましたが、今考えると彼の言っていることはちょっと矛盾しています。

「まぁ、翻訳会社に入っても翻訳者のコーディーネートや営業をすることになるから実際に翻訳をする仕事はほとんどないだろうね。でも翻訳関係のコネができるし、ちょっと翻訳者が足りないときなんかは翻訳をやらせてもらえることもあるかもね!

これは翻訳関係のコネができることがフリー転身にとって有利だと考えたうえでの発言でしょう。たしかにコネは大切なのですが、肝心の翻訳スキルはいつ身に付くのでしょう?純粋に翻訳のスキルを身につけたいと考えたらこれではあまりにも遠回りです。

その点、フリーは「実践あるのみ」なので自分の欲しいスキルはどんどん身に付いて行きます。

 

いきなりスゴイ人達に会える

これは私がフリーになって最もメリットだと感じる点です。常に出会うタイプの人間が違い、とても刺激的です。特に私はライターなので取材にかこつけて自分の会いたい人に会ったりもします。そうした人達へのコンタクトも全て自分で行うので、いきなりスゴイ憧れていた人へ繋がったりすることは全然可能なんです。不思議なことに自分がスゴイと思っている人に普通に会えるようになると、「自分もスゴイ」と自己肯定できるようになります。それに、加えてフリーらしい「攻め」の姿勢が加わればもう無敵!多少のことではヘコたれないでしょう。

そして同じくフリーで活動している人達からもらえるアドバイスは、誰からもらう言葉よりも身にしみるものがあります。

こうした人々は会社にいたら絶対に会えないタイプの人々です。こんな仲間に出会える事も強みではないでしょうか。

海外でフリーランスって、なんだか遠い響きのように感じる方も多いと思います。

私もそう思っていましたから。

でも、周りから白い目で見られながらも新卒というブランドを捨てて、今はフリーになってベルリンで生活している自分がいます。

(新卒という概念も、日本だけで通用するものであってドイツでは就職において無価値です。でも、そう強く言い切れるのも、今海外で生きながら自分でそれを証明できているからです。)

本当に、不可能なことはないなと強く思います。必要なのは、覚悟。

私は胸を張ってそう言い切ります。

この記事が一歩を踏み出したい方への応援歌になれば本当に幸いです。

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4 Comments

  1. 初めまして。かえと申します。
    私は人生のレールから外れてしまいました。多くの友達が離れ、親からも変な子と言われました。wasabiさんの生き方がうらやましいです。私は自分が何がしたいのかまだ分かっていません。wasabiさんの笑顔を見ていると、まだ生きようって思えます。これからも記事楽しみにしています。

  2. かえさん
    コメントありがとうございます。そのように言っていただけると、少しでも情報をシェアしている意義があると思えるので大変嬉しいです。
    私もここに来るまで、人間関係がガラっと変わりました。残る人は残りましたが、縁がなくなってしまった人も多くいます。でも、人間って変わっていくのが当たり前ですし、特に親の世代からは私の考えている事や価値観が全く理解できないのは当然だろうと考えるようになりました。
    でもドイツに来てみて、同じような価値観を持っている人や応援してくれる人にたくさん出会う事ができています。そのときそのときで自分に合う人が現れるものだなぁと思います。なので何がしたいか固まっていなくてもとりあえず自分の欲求に素直に、ちょっとでもやりたいと思った事に手を出し続けてみると方向性が見えて来ることってあるのでゆっくり前向きに好きな事を探し続けてみてください^^私も、まだまだ自分を実験している段階なので、ブログでそんな姿をありのまま発信できたらと思います!
    また覗きに来てもらえたら嬉しいです。

  3. こんにちは。wasabiさんの記事をときおり訪れて、価値のある情報や新しい考え方など取り入れる機会をもらっています。
    私は今東京の大学に通う4年です。2年の終わり頃から長期休暇ごとに数週間ベルリンを訪れ滞在し続けて、語学学校でドイツ語を学びました(でももちろん私のドイツ語はまだ堪能とは言えないです)。そのときから、卒業後は日本で就職せずに、そのままベルリンに移住すると決めていました。今年の春先から周りの友達みんなが就活で忙しくしており、真剣に将来の計画を立てている中、私は一年後自分が移住先でしたいことを漠然と模索しながら、とりあえず資金集めのために必死にアルバイトをしています。両親は‘自分がしたいようにすればいい’と言ってくれますが、内心はやはり私には日本の企業で‘新卒’で就職してほしいらしく、よく口論になります。
    私も周りに自分と同じような未来図を持っている人がいないので、時々不安になります。このまま明確な計画もなくベルリンに移住したら、私も将来はU-Bahn生活のホームレスになるかも?!と思うときもあります。でもwasabiさんの記事を読んでいると来年ドイツへ移住することが楽しみになってくるし、たくさんのヒントが得られます。いままでの私のベルリンでの体験と合わせて共感できる内容もあっておもしろいです。Leipzigに引っ越されても、またそこでの新しい体験を文章で共有してくださるのを楽しみにしています 🙂

    • Yukiさん
      今は周りと違うことをやっているので心細いかもしれませんが、移住までに日本でやっておくべきことは山ほどあるのできっと1年はすぐ過ぎてしまうと思いますよ!
      それまでに日本で自活していけるスキルを身につけたり、貯金をしたり、自分ができる限り精一杯動く移住準備自体が自分を成長させてくれます。
      応援しています!

1 Trackback / Pingback

  1. 新卒でフリーランサーとして働くために私がやった4つのこと | wsbi

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