インドで出会った最強(最凶!?)のフリーランサーから学んだ仕事の極意

どうも、昨年の北インド旅行をきっかけにインドにハマってしまったwasabi( wasabi_nomadik)です。

タージマハル前で。
タージマハル前で。

インドにいると日本では考えられないような人や出来事に毎日、いや5分おきに出会います。

道を歩いていても常に誰かに声をかけられたり、知らない人に物を売られたかと思えば本当に親切な人に助けてもらったりと何でも起こるのが当たり前な環境で、何かが起こる度に疲れ、また同時にその度新しい刺激にワクワクしたものでした。

「写真をとろう!」と言われて撮った一枚。
「写真をとろう!」と言われて撮った一枚。額についた赤点は川で歯磨きをしていたらつけられました。(謎)

 

「インドに行くと人生が変わる」、なんてよく言いますがこれは今まで日本で培ってきた概念がインドという全く異なる文化を知る事によって良い意味で壊されて、ものの見方が180度変わるということだと思います。

 

私は2014の冬に高校時代の後輩であり、ブロガーのすいそ(suiso_)と一緒に北インドに行ったのですが、その時に出会った路上フリーランスマッサージ師は、私が持っていた仕事の概念を180度変えました。

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フリーランス路上マッサージ師といっても、このおじさんは勝手にやってきて勝手にマッサージをし始めました。店の看板なんてもちろんなく、どこの誰かは詳細不明ですが確実に確定申告とかしてないタイプのフリーランサーであることは間違いない。

 

これだけでも既に仰天ですが、一体いくら請求されるのか興味が湧かないわけでもなかったのでなすがままにマッサージを受ける事に。でも、そんな彼の仕事姿(サギ!?)を見ているうちに自分なりに気がついたことがあったのです。

 

雇用がなければ自分で仕事を作り出す

インドは人口12億超えの超人口過密国家。いたるところに人はいるが仕事はなく、人々の生活水準は日本と比べても雲泥の差です。特に私が行ったバラナシは道路も整備されていないところだらけで至る所に牛の糞が落ちていたりします。そんな状況では「誰かに雇用される」働き方だけでは到底人口分の雇用を生み出せておらず様々な人が実に多種多様な方法で物を売ってきます。私は彼らの押し売りに辟易しながらも、「雇用がなければ自分で仕事を作る」を実践している彼らのバイタリティには強く感動させられました。

 

買ってくれる人がいなければ文字通り「押し売る」姿勢

「けっこう気持ち良い」と、後輩。
「けっこう気持ち良い」と、後輩。

とは言え、ただ路上で店をオープンするだけではそうそうサービスを買ってくれる人はいません。このおじさんはそのことをよく分かっていて、自ら勝手にマッサージを始めるという文字通りの押し売りをしてきました。かなり手荒な方法ですが実際私たちみたいに立ち止まってマッサージを受ける人もいるので「やってみないと分からないこともある」という教訓を頂いた気がします(笑)日本は経済的に豊かになったからここまで必死な事をする人はいませんが、事実このおじさんのむちゃくちゃなやり方を見ていると「こんなやり方もあるのか」と思えて来ました。

 

ものの値段は最初から決まっている訳ではない

頭をポンポン叩き始めるおじさん
頭をポンポン叩き始めるおじさん・・・

東京生まれ東京育ちの私にとって、「商品は売り手が決めた値段で最初から決まっていて、消費者は価格に納得してから買うのが普通」とばかり思っていたので「売り手がまずは商品を与えて、消費者が満足度に応じて値段を決める」このマッサージおじさんのビジネス方式には驚かされました。このおじさんのおかげで、ビジネスとは売り手が決めた値段に消費者が従う一方的なものではなくて、消費者が先に価値を決めてそれに対する対価を払うこともありえるのだと、ビジネスというものに対して新しい視点をもらえた気がします。でも考えてみたら、スーパーの試食もちょっとこれに近い気がします。とりあえず試しにちょっと味見させて気に入ってもらえたらそこで初めてお金を払って商品を買ってもらう・・・このおじさんはフル・マッサージしてから請求してきたのでもちろん試食とは別物ですが(笑)、要するにそのサービスが需要があるかないかを気にする前にとりあえず消費者に「サービスを実感してもらう」ことって大切なんだなぁと思いました。

 

日本で言われる「正社員雇用率」の低さの何が問題か分からなくなった

そしてなぜか次第に観客が集まり始める・・・
そしてなぜか次第に観客が集まり始める・・・

 

日本は「派遣切り」に始まる契約社員やアルバイトの使い捨て、非正規社員の雇用が問題となっていますが、正直このおじさんや他のインド人を見ていたら日本のアルバイト雇用なんてインドの正社員レベルだな、と思ってしまいました。なにせ、このおじさんみたいな人がインドにはた〜くさんいるわけですから。

もちろん、非正規社員雇用によって会社が労働者を守ってくれないシステムには問題があるのかもしれませんが、今の時代正社員でもいつクビを切られるか分からないのだしアルバイトでも派遣社員でも仕事は仕事なのではないかと思います。このマッサージおじさんもこれが彼の「仕事」です。かなり不安定な収入である事は間違いないですが、おじさんを見ていると「日本でフリーランスになって収入が不安定になるのが怖い」と思っている自分が馬鹿らしくなりました。インドにいると日本に生まれただけでお金持ちなのだと実感させられます。

 

結局いくら払ったか忘れてしまいましたが、このおじさんのマッサージは意外と気持ちよかったとのことだったので適正価格を渡した気がします。(しかも意外とそんなにふっかけてこなかったはず)

 

仕事とは会社に入り誰かに雇用されるもので、ものの値段は最初から決まっているものだと思い込んでいた私にとってこのマッサージおじさんは、フリーランスとして自営業する私の背中を勝手に押してくれました。

 

こういう経験ができるのも海外旅行の楽しみだったりします。

また近々インドに遊びに行きたいなぁ。

大阪人のたかのてるこさんが書いたインド旅行記、コミカルでめちゃめちゃ面白いですよ。インドに行く予定のある方は是非旅のお供に。

 

(※インドに行く方、もし押し売りする人が現れても必要なければハッキリ断るか無言で立ち去りましょう。)

 

“インドで出会った最強(最凶!?)のフリーランサーから学んだ仕事の極意” への 2 件のフィードバック

  1. ブログ拝見しました。私も3年前にインドに行きすっかり魅了されて帰ってきました。もう一度行きたいと切に思っております。
    私はコルカタから首都の方へ旅の進路を伸ばしたので、田舎→都会という感じでインドを楽しみました。

    「雇用がなければ、自分で仕事を作る。」…私もこれは感じました。宗教色や歴史を大切にする一方で、商売には開放的な感じが面白いですよね。田舎の方だと特にですが、インド人の商売に対して案外躍起になっていないところが、気持ちよくインドを楽しめる要素なのかもしれませんね。

    これからもブログ拝見させていただきます。更新楽しみにしています。

    1. ありがとうございます!インドは素敵な国ですよね、私は南に行ったことがないので次行くときは南からスタートしてまた北に行きたいです。
      >>宗教色や歴史を大切にする一方で、商売には開放的な感じが面白いですよね。
      まさに、その通りでこの国の規律というか何が基準なのか全く理解できないところに惹かれました(笑)
      女性も虐げられているようなイメージがあり、それも事実の一部なのですがすごくパワーがあって男を蹴散らすような人もいて何もかもがひとくくりにできないところがありますよね。インドの商売に触発されて、私もあることを試してみたことがあるのでそれについても続編を書く予定です。また覗いてみてもらえたら嬉しいです!

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