その履歴書、ポエムになってない?海外で通用するCV・レジュメ・アーティストステートメントの書き方

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どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。

 

ブログ上にバナーを貼っているのでご存知の方もいるかと思いますが、私はブログを通してドイツでアーティストとしての活動をしたい人や職業訓練を受けようと考えている人、ビザを取得しようとしている人などがこちらの企業なり団体に提出する「履歴書(CVまたはレジュメとも呼ばれる)」をドイツ語または英語翻訳する仕事を承っています。

 

ただ、翻訳する以前に「そもそも英語やドイツ語での履歴書の書き方が分からない!」という人も多く、そんな方に向けて履歴書の編集も行っています。

 

いくつか編集のお仕事を引き受けていくなかで、多くの人に共通する「履歴書作成における日本人が気をつけるべきポイント」が見えてきました。今回はこれからドイツ、もしくは海外で就職活動やアーティスト活動など履歴書を使って自分をアピールする機会がある人に向けて情報をシェアしたいと思います。

 

フォーマットがない!「完全自由形式」の海外履歴書事情

まず、日本人の多くが一番戸惑うのは、海外では履歴書のフォーマットがないということです。通常なにかに応募するときは自分の経歴を記した1.)履歴書と2.)カバーレターという動機を綴った2つの文章が必要になります。

 

日本ではアルバイトの応募も正社員への応募もすべて文房具屋さんや100円ショップで買えるあのおなじみの履歴書を使えばOKですが、海外では履歴書のフォーマットは完全自由なことがほとんどです。つまり、自分でMicrosoft WordなりPhotoshopなりを使ってフォーマットから構成しないといけないということになります。

 

フォーマットが自由な分、何を選べば良いか戸惑ってしまって面倒くさいのですが、これはある意味「自分の都合の良いように自分を魅せられる」ということでもあります。日本の履歴書のように最初から項目が決まっているわけではないので、自分が弱いと思う項目は目立たないように書けばいいし、逆に自分が強いと思う項目は思う存分強調できます。

 

たとえば、ウェブデザインの仕事に就きたい人が海外の会社に履歴書を出すことを想定してみましょう。その人をAさんとし、スペックを以下のように簡単に仮定してみます。

 

・大卒(専門は英文学)

・日本でウェブデザインの仕事をしていた

・個人でのデザインプロジェクト経験あり

 

日本では大学の名前が重要視されますが、海外では大学の知名度よりもその人の仕事と大学での専門との関連性が重要視される傾向があります。それを考慮すると、Aさんの「専門が英文学だった」ことはデザインの仕事に応募する場合に大きく主張するポイントではありません。もちろん会社の人事採用者がどこでAさんに興味を持つかは断定できないのですが、客観的に考えてデザイン会社へ応募する際専行が英文学だったといのはアピールポイントとして「弱い」です。そういう場合は学歴や自分の専門を強調する履歴書のフォーマットは選ばない方が良いでしょう。

 

逆に、

・日本でウェブデザインの仕事をしていた

・個人でのデザインプロジェクト経験あり

 

というポイントは強みとなるので押すべきです。私がよくやる具体的な書き方としては、履歴書の1番上の目立つ部分に履歴書の「サマリー(Summary)」として3〜4点自分が一番押したいアピールポイントを箇条書きするという方法です。Aさんの場合デザインのプロフェッショナルであるということを押すべきなので、上記2つのポイントは具体的にアピールすると良いでしょう。

 

ちなみにシンプルなデザインの履歴書で良ければ以下のサイトで無料で簡単に履歴書が作れます。自分でSummaryのカスタム項目を作って一番上にドラッグして移動すればOK。このサイトではPDF、HTML、TXT形式のいずれかで履歴書をダウンロードすることができます。

履歴書はアート作品ではない!誰にでも分かりやすい「客観的事実」を羅列すべし

履歴書やアーティストステートメントに共通していることなのですが、履歴書がポエムになってしまっている人をよく見かけます。

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履歴書で自分の「思い」を表現・・・?

 

どういうことかと言うと、自分語りや自分の「思い」を長々と主張するパターンがとても多いのです。この仕事に応募するにあたっての自分の「思い」やこの仕事に興味を持つまでの経緯をストーリー仕立てで書く、自分のアート活動に込めている思いをポエム調で抽象的に書くなどです。

 

もちろん、そうした「思い」はカバーレターのなかで動機の一部として説明することは可能ですし、その思いが活動の根幹となっているテーマ、もしくは哲学であれば履歴書のなかでさらっと触れておくことは重要です。

 

ただ、履歴書はアート作品ではありません。言って見れば自分がスーパ―の陳列棚に置かれているとある商品だと想定して、数ある商品のなかから自分を選んでもらえるように自分のセールスポイントを客観的に書く必要があります。

 

たとえばジュースを買うとき、パッケージに「このジュースができるまでの思い」だけが書かれていたら中身がどんな味かも分からないので買いたいと思いませんよね?きっとそのジュースを買ってみようと思うのは、客観的事実として「果汁〇〇%、〇〇味、〇〇産〇〇使用」などというワードが並んだときだと思います。同じことが履歴書にも言えるのです。

 

目指すべきは、客観的事実の羅列によって自分の個性や人となりを表現できるような書き方です。

 

そこへさらに個人のストーリーや根底にある「思い」を加えれば、そこで初めて自分にしかない特別な個性を演出することができると思います。

 

やりすぎ?と思うくらいがちょうど良い。いかに自分が重要な人物かをアピールする!

私が個人的によく見かける履歴書で多いのは「自分を過小評価しすぎている」ケースです。日本だと履歴書の項目でアピールすることと言えば「資格欄」に資格を書くことなどが一般的かもしれませんが海外の履歴書ではなにを主張するかアピールするポイントも自由です。

 

たとえば上記のペルソナAさんの話に戻ると、「個人でやったデザインプロジェクト」は履歴書に書けないと思っている人が多い印象を受けます。私は履歴書の編集の仕事を承る際にヒアリングを行うのですが、「本人は強みと思っていないけれど客観的に見たら実はアピールすべきポイントだった」という発見がよくあります。

 

日本人の感覚的に謙虚は美徳なので自分をゴリゴリに押した履歴書はなんだか偉ぶっているようで抵抗があるかもしれませんし、その気持ちはよく分かります。ただ、そこで謙虚になってしまうと他の競合たちがゴリゴリに書いている履歴書のインパクトに負けてしまいます。私の経験上、「やりすぎかなぁ?」と思うくらいでちょうど良いのです。

 

もちろん嘘を書くのはNGですが、どんなに小さなことでも、自分が今から応募する職種に少しでも関係するのであれば、自分の持っているほかの素材と上手に料理して履歴書に加えることがポイントです。

 

面白いのは、私のドイツ人の友人でさえ「最初に履歴書の書き方をお母さんから習ったときはビビったよ。私は〇〇のプロフェッショナルだ〜とか〇〇だからスゴイ〜とか書かなきゃいけないなんて、そんなの自分にはムリだと思った!」と言ってたくらいです。(笑)ドイツ人でさえちょっと恥ずかしいと思っているというか、皆が皆自信満々に書いているわけではないので、日本人も負けずに主張しましょう!

 

むやみにアピールするのではダメ。重要なのは「一貫性」

ここまでアピールする重要性について語ってきましたが、だからと言ってどんな小さなことでもなんでもかんでもアピールすれば良いというわけではありません。なぜならなんでもアピールしようとすると、それは行き過ぎて「押しつけ」になりかねないからです。そして、整合性のないアピールは「方向性の定まっていない人」という印象をも植え付けてしまいます。

 

ただ、私たちのほとんどが常に自分の方向性を探しながら生きてきているはず。馬鹿正直に自分の経歴を綴るとまったくその職種とは関係ない部分や一貫性がない部分が必ず出てくるものです。そのギャップをフックにして自分をアピールできるならともかく、基本的に自分の経歴をすべて記すことは履歴書においてそこまで重要ではないという認識を持ちましょう。

 

その職種やポジションに応募する自分は具体的にどんな貢献をできるのか、その根拠はなにか、なぜこの会社や団体でなければならないのか、その強い理由はなにか・・・こうした事柄を一貫性を持って伝えることが重要です。

 

というわけで以上、海外で通用する履歴書アドバイスでした!これから海外でなにか活動をしようと考えている方の参考になれば嬉しいです。

 

そして、もちろん履歴書の編集や英語・ドイツ語翻訳も随時承っています!ご希望の方は以下のお問い合わせよりご連絡ください☆

 

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