【ブダペスト】「House of Terror(恐怖の館)」で垣間みたのは人間の怖さだった

どうも、ブダペスト観光中のwasabi( wasabi_nomadik)です。

 

今日は、私が訪れたブダペストの観光名所の中でもかなり印象に残った、こちら「恐怖の館」、その名もハンガリー語で“Terror Háza Múzeum”という場所をご紹介します。

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ここは、20世紀、ハンガリーが共産主義&ファシズム下に置かれていたときの負の遺産を展示した博物館です。

 

この建物はもともと、1940年に極右ナチ党の本部、地下室は牢獄として使われていました。

そして共産党時代にはハンガリー国家保衛庁(ハンガリーのKGB)がこのビルを乗っ取り、数千人がこの建物内で拷問、殺害されました。

 

ユダヤ人迫害の歴史や、ハンガリーとヒトラーとの関係や当時ファシズムと共産主義の下で人々がどのように生きていたのかをかなり詳しく展示しています。

 

この博物館の良いところは、当時を知る人物の声をひとつひとつ拾ってじっくりビデオに収めたものを放映しているところです。涙を流しながら、震えながら必死に何が起こっていたのかを語る高齢者の姿に、釘付けになってその場から動けなくなります。

 

ドイツのザクセンハウゼン強制収容所や、Stasiの本部をも彷彿とさせますが、こちらの博物館はより当時を経験した人々の声に沿っている内容に感じます。この博物館自体がメモリアルの意味を込めているので、当然と言えば当然なのですが。

 

 

地下の牢獄は、未だに最近まで実際に使われていたのでは?と思ってしまう程リアルで、長くはいられない不気味さがありました。館内は写真撮影が禁止されているので、お見せできないのが残念ですがこの博物館は是非とも実際に行って見ていただきたいです。本当に、少しでもこういった話題に興味が有る方にはおすすめしたいです。

 

ただの堅苦しいお勉強博物館というわけでもなく、演出にもこだわっているのがスゴイ。

「すごく怖いディズニーランド」とまでは言いませんが、展示にはところどころ仕掛けもあって意表を突かれながら学べる構造になっています。

 

説明に日本語はなく、展示ひとつひとつに詳しい説明が書かれた紙をもらえますが、英語とハンガリー語しかないのでどちらも不得意な方は是非日本語の本で予習してから観に行かれることを強くお勧めします。

 

私が読んだ英語プリントはなんとA4プリント計15枚・・・。本当にガッツリ読まされる博物館です。

途中で読み疲れてしまって頭がクラクラしてきました・・・。

内容が内容だけに、これを読むのは体力と精神を消耗します。

みなさん必死に紙にくらいついてましたが、日本語の本や映画で予習するのが一番賢明に思います。

 

 

 

本当に、写真を載せられないのが残念で仕方がないけれど、人間の闇について深く考えさせられる経験となりました。ファシズムや共産主義というと、ヒトラーのようなパワフルな指導者が恐そうに熱弁している風景を思い浮かべがちですが、一番恐いのは「無防備で指導者を崇拝してしまう民衆の愚直さ」な気がしました。

 

あの狂信的な世界観は、指導者が一人で創った者ではなく、みんなで創ったものなのだという事実が目の前に迫ってきます。それを知る事が一番恐かったです。なぜなら私にも、今を生きる誰にでも人間ならそういう側面を少しは持っているからです。

 

そして、崇高な思想と民衆という、世界を形作る両面から承認を受けたと勘違いしてしまった指導者達は、果てしなく狂いました。リミッターの外れた人間のする愚かな行為を客観的に知る事、大切だと思います。人間を闇まで含めて客観視し、もう二度とこういった惨劇が起こらないように研究する姿勢がこの博物館から見て取れました。

 

ハンガリーの暗い歴史は、良くも悪くもハンガリーを語る上で避けては通れないものです。この博物館は得るものが多い場所だったので、本当にプッシュ。ブダペストにお越しの際は是非訪れてみてください。

 

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