オランダの田舎町で「誘拐犯」になって気がついたドイツ語の有用性

どうも、まだまだドイツ語学習継続中のwasabi( wasabi_nomadik)です。

 

ドイツに住んでもう2年ですが、今でも「そもそもどうしてドイツを移住先に選んだの?」とよく聞かれます。

 

その理由はいろいろありますが、私は大学で3年間も第二外国語としてドイツ語を学習していたのに結局モノにできていなかったことがもったいないと感じていたのも理由の1つです。

 

そしてそのことは日本にいる時だけでなく、意外にも私がイギリス留学中にした、オランダの湖を周遊する船で住み込みスタッフとして短期アルバイトをしたときにも実感したことでした。

 

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船のアルバイトってなんじゃそりゃ!?と思う方もいると思うので説明します。

今でもなかなかできない経験ができたなぁと思いますが、このアルバイトは2ヶ月間オランダの湖を周遊することを毎年の休暇として楽しんでいるイギリスのカップルに雇っていただき、私は毎日船の掃除や買い物、洗濯などメイドさんのようなお手伝い仕事をしていました。

 

あまりイメージがないかもしれませんが、オランダは運河が発達しているので、休暇にプレジャーボートで1ヶ月くらいかけて周遊をしたり船上で家のように過ごす人がたくさんいます。

 

この船がこれまたすごい船で、第二次世界大戦の時にチャーチルが指示した「ダイナモ作戦」の際にフランス・ダンカークでドイツ軍に追い込まれたフランス軍とイギリス軍を救うために出動した船の一つということで、歴史的にもかなり価値が高い船なんだそうです。この船はいずれ美術館に寄贈される可能性もあるとかで、とにかくタダの船じゃなかったのを覚えています。

 

思えばこのお仕事をきっかけに第二次世界大戦や、ヨーロッパの歴史について興味が湧いたのかもしれません。しかも船の上で暮らしていたので、空き時間は関連の本をたくさん読めました。

 

そんなわけで、私は2ヶ月間働きながら楽しくオランダ中の運河を巡ることができたのですが、ある日オランダの田舎町に行くと英語が使えない人に道を聞かなければいけない状況が発生しました。オランダ人は皆英語が上手で、田舎町に行っても若い人は大体英語を喋れます。でも、この時は少しお年寄りの男性で、オランダ語で喋らないと反応してもらえない雰囲気だったのです。

 

お使いを頼まれていたのでどうしても手に入れなければならないものがあったのですが、困った私はとりあえずドイツ語で話しかけてみました。するとその瞬間おじさんの顔つきに理解の表情が現れ、どうしたことか通じてしまいました!

 

この経験を船にいたドイツ人のゲストに話してみると、「オランダ語とドイツ語は似ているからけっこう通じるんだよ。今から近所の人(オランダ人)に話しかけるから見ててごらん!」とのこと。

 

ふむふむと思って彼らが会話しているのを見ていると、なんとオランダ人とドイツ人が両方の言語で会話しているではありませんか・・・!オランダ人の方いわく、もちろん理解できないときもあるそうですが大体意味が通じているとのこと。この時、「ドイツ語って意外と使えるんだな!」ということを始めて知ったように思います。

 

ドイツ語はドイツでしか使えないと思っていたので、けっこう衝撃でした。

 

また、ある日船のオーナー達とパブに飲みに行った帰りの事。
路上にかわいい野良猫が歩いていたのですが、かなり人なつっこい性格だったので猫が私たちと一緒にパブまで入ってくるという奇跡が起きました。(笑)

 

かわいいし、首輪もなくて家もなさそうだったのでそのまま船に連れて帰ろうという話になり、車に乗せてお持ち帰りし、数日間皆でとても楽しい時間を過ごしていました。

 

猫は毎朝私のキャビンに侵入してきてお腹にポンっと乗っかって起こしてくれるんです。もうかわいくてかわいくて。家族のように慕っていました。

 

この張り紙を発見するまでは・・・

 

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この猫の写真・・・そう、私たちは人様の猫をさらってしまったのです!(汗)

 

お散歩をしているときに猫を拾った付近で見かけたのですが、ポスターはオランダ語で書かれているので当然何を言っているのかピンと来ませんでした。「どっかで見た事のある猫だな〜」と思いつつも「里親募集中の張り紙かな?」なんて思っていました。

 

しかし、よく目を凝らして読んでみるとVermistの文字と、Zuidekerkというドイツ語に似た文字があったため、「Zuider教会近くでいなくなった」ということが理解できました。

 

その時ドイツ語をちょっとでも理解できたのは私だけ。

「すいません!!この猫、飼い猫だったみたいです!!」

 

真っ先にカップルにそのことを伝えて、顔が真っ青になりながらも急いで電話をかけて、みんなで猫を返しにいきました。相手の飼い主もすごくほっとしたようで一件落着でしたがこの時私がほんの少しドイツ語を理解したことにより、張り紙の意図が正確に理解できたのでとても助かりました。

 

そうでなければずっと「里親募集中の張り紙」だと思い込んでいたかもしれません。

 

人様の猫をさらっておいてアレですが、私はこの事件をきっかけに、ドイツ語がこんなところで役に立ったことにかなり感動したのです。

 

それ以外にもギリシャに遊びに行ったとき、英語は喋れないけどドイツ語とギリシャ語が喋れる移民と友達になってかなりデタラメなドイツ語で会話を楽しめたりと実際にドイツ語を使える機会が多く、とてもやる気が湧きました。

 

やっぱり、ヨーロッパにいると人々が移動しまくっているのでイギリスにいてもオランダにいても様々な言語を話す機会に満ちあふれています。私はこうしたヨーロッパの側面が素晴らしいと思うし、多様性に溢れていてとても好きです。

 

そして、そのドイツ語に磨きをかけようとドイツに引っ越して来たという訳です。

 

語学を本気で頑張ろうと思うスイッチって人それぞれだと思うのですが、皆さんの「語学やる気スイッチ」体験はどんなストーリーなのか気になります。

 

仕事で絶対必要だから、外国人の恋人ができたから、もっと映画を字幕なしで観たいから・・・等々。是非コメントでシェアしてください〜!

“オランダの田舎町で「誘拐犯」になって気がついたドイツ語の有用性” への 2 件のフィードバック

  1. へ〜面白いね〜!でも確かに、日本語と韓国語でも同じ発音で同じ意味の単語があったりするもんね。
    私はディズニーが好きすぎて、アメリカのディズニーランドで働きたくて英語の勉強にスイッチが入った!(^ ^)

    1. コメントありがとう!
      そうそう、やっぱり近い国同士似ているのかも。それにしてもディズニーランドで働きたくて英語を勉強しているって、ディズニーへの愛がすごいね!アメリカ行くことになったらまた教えてね〜、応援!

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