私はドイツという「サロン」に入った

wasabi( wasabi_nomadik)です。

今日は、最近繋がった友人とお茶をしているときに私がやっている難民プロジェクトのことを話す機会があった。文化上の理由でなかなか外に出にくいイスラム女性たちとドイツ社会をつなげるために、「イスラム女子会」というグループをドイツの難民支援事業をしている会社と提携して開催するというプロジェクトで、以前過去記事でも紹介した通り、現在会社と連携しながら企画を進めている。

 

先日も会社へミーティングに赴いてプロジェクトのことを話したけれど、私のようなフリーランスと会社という組織が一緒になにかをすることは一筋縄でいかないことも多く、また「イスラム教」という日本人の私にとってもドイツ人にとっても未知な領域の社会、それもその中でもアクセスしにくい「イスラム女性」の社会に踏み入り、コネクションを作るということはとても難しく、その時もあまり具体的な解決策は出なかった。

 

そんな話を友人にこぼしたところ、その友人はその話をきちんと聞いてくれた。そして、「壮大な話だね。本来なら政府が考えてやるべきことを日本人の個人がやろうとしているなんて」とも言ってくれた。

 

その時私は、「そう言われてみれば、たしかにそうだ」と思った。

今までそういう視点がなかったけれど、じゃあ私はなんで「難民支援」のようなことをしているんだろう?そう考えてみた。

 

多分私は、ドイツという「サロン」に入ったからだろうと。

ここで私のオンラインサロンというコミュニティーと、ドイツという社会を引き合いにするのはあまりにも規模が違いすぎるし、適切ではないかもしれない。でも、やっていることの根本は同じだと思うのだ。

 

それを承知の上で自分のことを話させてもらうと、私のサロンでは今いろいろなプロジェクトが発生している。PodcastやLINEスタンプ制作、エクササイズから7月に行うセブ島留学まで、全部私ではなくメンバーが提案して進めているプロジェクトだ。私はそうしたメンバーの自主性にとても感謝しているし、そのコミュニティを支えてくれている人、変わりたい、実現したい、そういう前向きな志向を持った人たちが集まってくれていることにとても感謝している。

 

メンバーがなぜ私のサロンに入るのか?表象的な理由を挙げれば「海外移住のノウハウが知りたい」からかもしれないが、もっと噛み砕いて考えれば、それはみんなが「今の状況から抜け出したい」とか「海外移住を実現したい」とか「時間や場所に縛られず好きなことで自由に生きたい」とか、つまりは究極的に、”幸せになるため” に入ってくれていると思うのだ。私というプラットフォームを通じて、自己実現をするために。

 

私がドイツに来た理由もまったく一緒だ。

日本でくすぶっていた状況を変えたい、ドイツに行けばなにかあるかもしれない、幸せに生きられるかもしれない。そんな希望を持ってドイツという社会、別の言い方をすれば「サロン」へ入った。

 

ドイツというサロンは私にいろいろな「課題」を与えてくれる。

ビザが取れないで苦労した経験も、家が見つからなくてさまよった経験も、ドイツ語の習得も、今の自分の幹を形成してくれた。これは全部ドイツというプラットフォームに来たから出会えたことだ。

 

そして私はドイツという社会の出来事と自分をリンクさせ、その時の状況で社会と関わりながら「自分を変えるために」何をしたいかを考えた。ドイツはその考えるきっかけをくれた。

ドイツに難民がやってくることは良い面と悪い面両方あるから、難民がドイツにやってくることを「自分を変えるチャンス」などと捉えるのはどうかを思う人もいるかもしれない。でも、今あるのは「現象」にすぎず、これを「問題」と捉えるか、「希望」と捉えるかは今後の動きで変わってくる。

 

私がイスラム女子会というものをやるのも、人のため、社会のためでもあるが「自分のため」が根本にある。私自身が向き合わなければならない問題を克服するためであり、私が自分の経験から人の役に立てることがあればその重なり合う部分でできることをしたい。それが、自然と今のプロジェクトに繋がった。

 

以前は、「人のため」を思って「弱者」である難民を助けたい。という思いだけで動いていたと思う。今思えば最初のプロジェクトが破綻したのも、それが原因だったのではないかと思う。なぜなら、私が実現しようとしていたのは「強者である私が弱者である難民を助けてあげる」構造にすぎず、それはドイツの目指している「共生社会」ではないからだ。

 

共生社会では、お互いがお互いを必要としている。

彼らも私が必要だし、私も彼らが必要な状態。それが共生。

 

今は、私は彼らの存在をとても必要としている。なぜなら自分自身を変えたいから。そして、どんな形になるかはわからないけど、彼らも私を必要としてくれたら嬉しい。もしかしたらおせっかいと思われて煙たがられるかもしれないけど、そしたらそれまでのこと。でも、私はやっぱり自分以外の誰かの役に立つことにとても喜びを覚える。だからやっぱり、最終的には人のために何かしたいと思う。

 

これは別にドイツへの政治的な愛国心から書いているわけではない。今の世の中のスピードを見ていれば、今後「国家」という垣根が融解していくかもしれないし、それはわからない。でも、私はもし仮にドイツというサロンがなくなっても、その時その時で自分がいいなと思うサロンに入って、その中で自分のやれることを精一杯考えて「人のため」を通じた自己実現をしていくと思う。そしてサロンは別に1つじゃなくて、なるべく多くのものに所属するだろうと思う。今も、誰もが皆、会社、学校、バイト先、趣味の集まりなど、なにかの社会にレイヤー的に所属しているように。

 

そんなことを考えた日曜の昼下がりでした。

“私はドイツという「サロン」に入った” への 1 件のフィードバック

  1. こんにちは。以前イスラム女子会の企画に興味を持ちコメントさせて頂いた者です。
    私がこの企画に興味を持ったのは、彼らとここドイツで、共に成長していきたいと思ったからです。
    wasabiさんの企画はとても素晴らしいと思います。
    イベント実現応援しています。

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