東ドイツのスパイ本部、秘密警察Stasi(シュタージ)の博物館に行ってきた!

どうも、ベルリン生活をエンジョイしているwasabi(@wasabi_nomadik)です。

今日から秋に入ったのか、猛暑だったベルリンも涼しくなって過ごしやすくなりました。天気の良い日はテラスでカフェするのが大好きなんですが、猛暑のせいかハチが多くていつもビクビクしていましたが、これからはもうちょっと快適になるかな。

そんな風にして、ベルリンでは平日の昼間からのんびり〜テラスでビールを飲んでる人々の光景が見られます。フリーランサーが多いのはこの街の特徴ですが、何の職業をしているか分からないような人もいっぱいいます。でも、みんなとりあえず楽しそうに生きていてすごくリラックスしているんですよね。

でも、たったの26年前まで現在の穏やかな光景からは想像もつかないほど、東ドイツが超監視国家だったことは忘れてはいけません。

1947年にソ連政権下にあった東ドイツは国民を徹底的に管理するためにこのStasi(シュタージ)という秘密組織を結成して東ドイツの国民や、西ドイツの人までもスパイを送って監視していました。要するに国家ぐるみのスパイ集団だったのですね。

現在博物館として一般公開されているStasiの本部が、実はうちから自転車で10分くらいの場所にあることをちょっと前に発見して以来気になっていたので、今回怖いものみたさで見学してきました!

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この本部の最寄り駅はU5 Magdalenenstraßeです。電車のエリアでいうと中心のAから少し外れたBになるので観光でベルリンを訪れている場合はまず降りる事のない駅かもしれません。だからこそもっとディープなベルリンが見たければ、このエリアは一度訪れてみる価値アリです。

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入場料(大人6ユーロ)と、写真を撮る場合は撮影許可のための料金(1ユーロ)を払う必要があります。

撮影許可をもらうとこんなワッペンがもらえます。このデザインがまたドイツらしくてGood!小さなお土産になりました。ちなみにイラストのこの男の人はナチスに反抗した英雄なんだとか。

東ドイツは国民に徹底的に彼らの理念である社会主義、ひいてはマルクス主義を賞賛することを強制し、それに反対する人は政治犯として逮捕していたのです。

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政治犯はこんな車に収容して運ばれていたそう。小さい車中には5つの個室があってそれぞれ隔離できるようになっています。外観からは、囚人護送者だとは分からない見た目になっていて、彼らがひっそりと反逆の芽を摘んでいた事を考えると本当にゾワっとします。

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こちらはある展示の写真。これ、Stasiが送り出した「観光客に紛争したスパイ」。

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人に怪しまれたらいけないはずのスパイですが、すいません、かなりアヤシイです。この怪しさ、自分はスパイですとでも言っているような出で立ちじゃないですか?狙っているとしか思えません。

当時はこれでも怪しまれなかったのか・・・不思議。

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これは東ドイツが国民に対して行ったプロパガンダです。それぞれの写真は、西ドイツで流行っている音楽は悪影響を及ぼすとか、西ドイツへ逃げるのを手助けする人はただじゃ置かないぞっていう脅迫じみたメッセージを伝えています。IRON MAIDEN等のメタル音楽はめちゃくちゃ厳しく禁止されていたようで、彼らが恐れていたものを知るのはなんだか新鮮でした。

Stasiの取り締まりや情報収集は本当に徹底していて、個人の電話は盗聴し放題、手紙も中身を開け放題だったそうです。しかも、Stasiに反感を抱いている人間を密告する多くは身近にいた恋人や友人などというから彼らの鬼畜さには言葉も出ません。Stasiの怖さはそういった身近な人間をスパイにしてしまうということだったのですね。

そういうスパイを使って、反抗する人間の職場の人間関係をこじれさせたり仕事がわざと上手くいかないように仕向けて精神的に追い込み社会主義に忠誠を誓わせるように工作したりだとかStasiのやることは込み入りすぎていてその執念に驚きます。

しかも、反抗する人間の匂いまで集めていたというからもう狂気でしかないです。

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ここは応接間だったか、会議室だったか忘れてしまいましたがStasiの大臣だったErich Mielke(エーリッヒ・ミールケ)が仕事をしていた場所です。

さすがスパイ本部ということだけあって壁中にはカギ付きの棚がびっしり。ここに重要書類がたくさん隠されていたんでしょうね。

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展示物は英語表記がありますが、読み物が多くて内容が上記でご紹介したように重くて暗いのでちょっと疲れてしまいました・・・。でも今のベルリンが当時と比べてどのくらい変わったのかを知ることができた良い機会でした。

場所自体は、もっと怖い場所かと思っていましたが、訪れてみるとなぜか懐かしい気持ちさえしました。なんていうか匂いや内装が日本の区役所とかを思い起こさせるんです・・・。

中には2カ所カフェで休める場所があるので、訪れる際はたっぷり時間をとって休憩しながらゆっくり廻るのがおすすめです。読み物が多くて頭がショートしそうになるのでシュタージ博物館を訪れる前には、Stasiについての映画善き人のためのソナタを観てから来るとイメージが湧きやすくてオススメです。

博物館の詳細はこちらからどうぞ。

www.stasimuseum.de

以上私のベルリン探検レポでした!

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