なぜベルリンのレストランでは「お冷や」がもらえないのか?

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こんにちは、ベルリンのラフなカフェが大好きなwasabi( wasabi_nomadik)です。

この前、ベルリンでおそらく3本指に入る有名な英語情報サイト”EXBERLINER“でこんな記事を目にしました。

John Riceburg: Do Berlin restaurants have to give you tap water?

「ベルリンのレストランはお客に水道水を提供する義務があるか?」という議題のコラムです。記事内の本文をざっくり要約します。

ベルリンのとあるカフェでブロガー、ジョンが同僚と、その娘と食事をしていた時のこと。同僚の娘がバーガーを食べていたらのどに詰まってしまって頭痛がしたため、薬を飲むために一杯の「お冷や」を下さいと丁寧な口調でウェイターにお願いしたそうです。

すると、店員は「うちにはお冷やはありません。」と答え、それを聞いた同僚は「本当にないのか聞いてください」と更に聞き返します。

その後店員は不機嫌そうにもう一度やってきて、マネージャーに電話確認をし、最終的にマネージャーがやってきました。その回答が信じられないものだったのです・・・!

マネージャー「すみません、もし私があなたに水道水をあげてあなたが体調を悪くしたらとても罪悪感に感じるのであげられません。」

・・・最後のマネージャーの説明がコミカルすぎて笑ってしまいましたがこの話、私も同じような経験があります。

 

ちなみに、ドイツの水道水は安全で、そのまま飲む事ができますが、そもそもベルリンのレストランやカフェでは「お冷や」というものは基本的に存在しません。

たまに自由に飲んでもいいドリンクバー形式の水が店内に置いてあることがありますが、無料のお冷やをテーブルまで持って来てくれることはまずないでしょう。

そこで、水が欲しい場合はMineralwasser(ミネラルウォーター)を注文する必要があります。

Mit kohlensäure(炭酸入り)とOhne kohlensäure(炭酸なし)の2タイプから選ぶ事ができますが、もちろん有料です。大きさにもよりますが1ボトルで大体€2くらいです。

 

日本でのサービスに慣れていると、お冷やを持ってこないだけで店員にキレる人がいるほどw水道水をもらえるのは当たりまえですよね。(まぁ、キレるのはどうかと思いますが・・・)

 

このコラム内では、フランスのレストランはお客さんに無料で水を提供する事が法律で決められていると言っています。日本は、法律とかあるんでしょうかね?

 

これは完全なる私の推測ですが、ドイツのお店は「お客の欲しい物(商品)を提供し、それに対する対価を受け取る」という考え方が徹底しているのかなと思います。当たり前に聞こえるかもしれませんが、日本のお店のサービスは「お客の欲しい物(商品)」+「丁寧な接客」が一般的なのに、対価を受け取るのは「お客の欲しい物(商品)」に対してだけです。

 

ドイツではウェイターが丁寧な接客をすればその対価として「チップ」をあげます。

自分が注文した食事の合計金額のおよそ10%くらいが目安で、もしウェイターがかなり良いサービスをしてくれたら20%くらいあげる人もいます。ウェイター側も丁寧な接客をするのは当たり前ではなく、対価をもらうべきものだという認識が背後にあります。

 

と、まぁ話がずれてしまいましたが「水道水」も、それがお客が欲しいものである限り対価をもらうのは当たり前だと考えているのかもしれない・・・なんてふと思いました。まぁ、ベルリンの場合純粋に売り上げにならないことをしたくないだけかもしれませんが・・・(笑)

 

私は、個人的に「水道水くらい、あげようよ」って思います。ドイツのそういうプラクティカルな面は好きですが、もう少し柔軟に考えてもいいんじゃないかって思うときは多々あります。こんな風にしてお店で水を頼むと高いので、ペットボトルを常に持ち歩いている人は私を含めけっこう多いです。

 

逆に日本のお店に行くと、商品を買ったらすぐ帰りたいだけなのに「接客が丁寧すぎて」鬱陶しいと思うときもありますし、すごく丁寧な接客をしてもらって大満足、「是非この人に何かをあげたい!」と思ってもお断りされてしまったりするので、もう少し自分たちの提供しているものが何で、何に対価をもらっているのか意識した方が良いんじゃないかと思う時があります。せっかく丁寧にお冷やを出してくれたり、フレンドリーに接してくれたのにこの人にチップをあげられないなんて!と思う事がよくあるのです。

 

皆さんはもし日本のお店がチップ制度を取り入れることになったらどう思いますか?

何に対価を払っているか簡潔になって分かりやすい?それともチップの計算が面倒くさい?是非コメントでシェアしてください!

“なぜベルリンのレストランでは「お冷や」がもらえないのか?” への 3 件のフィードバック

  1. こんにちは〜。
    ベルリンに限らず、ドイツ全体で「お冷や」に関しては、お店によって対応が違う気がします〜。いままでの体験としてベルリンでは薬を飲むといえばもらえるところが多い気がします。コーヒーにはついてくるところも多いですし、それを飲み干しちゃって、後で追加ちょうだいと言えばくれたり。南ドイツとかの方が融通が利かなかった気がします。

    >「水道水をあげてあなたが体調を悪くしたら」
    そして、これは店側としての対応はありなのかな?とも思いました。
    ホテルで具合が悪くなって、「痛み止めが欲しい」と頼んだことが何度かあるんですが、絶対くれないんですよ。万が一、ホテルが出した薬に私がアレルギーを持ってたら?ということで。「冷や汗を出して頭が痛いと言ってるんだから、ちょっと融通を利かせてほしい……」と思ったんですが(オーストリアでは頼んだら買って来てくれたのにびっくり・笑)
    その反面、ドイツではまだアメリカのような訴訟文化ではないとはいえ、ホテルみたいなところだと外国人も多いですから何重にも訴訟対策を考えてるのかもと。
    昨冬かな? どこかのホテルで早朝雪かきをしてなくて、その前で滑ったお客(アメリカ人)がそのせいで大事な商談を逃したとものすごい額の賠償金をホテル側に請求したという話があって……。
    お客商売って何があるかわかんないですから。

    水についても、ベルリンではウェイターや店がその場その場で判断することが多くて、マニュアルじゃないのが良いなと思っていますが……どうでしょうか?

    1. kio_berlinさん
      コメントありがとうございます!
      >ドイツ全体で「お冷や」に関しては、お店によって対応が違う気がします〜。
      これは、確かにそうですね。私はなぜかけっこうお冷やを断られたり、「お冷やはないです」と言われる事が多かったのですが(笑)、私の知人が働いているカフェでは水をテーブルまで持って来てくれるそうですし、コーヒーと一緒に水をくれるお店もありますよね。

      >「痛み止めが欲しい」と頼んだことが何度かあるんですが、絶対くれないんですよ。
      う〜ん薬はたしかに難しそうですね〜、、、ホテル側の対応がそうせざるを得ないのもなんとなく分かります。カフェで水道水を出してお客の具合が悪くなる事まで考えてるとしたら慎重すぎるとは思いますが。その水道水でコーヒー作ってるわけなので、お冷やがないっていう対応は毎回「ふむ・・・」ってなります(笑)と思いきや違うお店では頼んでもいないのに水欲しい?なんて聞いてくれる人もいるのでベルリンのカフェに関しては本当に人によりますね。昨日もこの話をドイツ人の友達としてたんですが、「水道水をあげない理由が分からないし、自分はくれない店には二度と行かない」って話してたのでその辺どう思うかの判断も人次第ですよね。ちなみに私はベルリンのゆる〜い接客、大好きですよ^^

      1. さっそくのレスありがとうございます♪
        確かに薬は水より「リスクマネジメント」ですよね。
        一度薬局ですぐ薬を飲みたいから水が欲しいと言ったら断られて、その時はあんまりだと思って抗議しましたが(薬局はほぼ100%くれるので)私はカフェで水断られたことはまだないですね。レストランはたまにありますが、レストランだとメニューに水があるからしょうがないかなと。
        でもカフェはそもそもセットで来るところも多いですし、水道水くらい出せば?って思っちゃいますよね〜。断られ方にもよりますが、私もそういう店にはもう行かないかな……
        でもベルリンの接客は、人とか、その人の虫の居所にもよるんで、その店の対応が悪いとは言いきれないあたりが……(笑)

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